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人形浄瑠璃の義太夫語り竹本素京さんがたしか座右の銘にされていた
「心で語れ」という師匠の教えです。 素京さんが16歳のことです。ある古典でお姫様の役を語っていました。 すると稽古を見ていた師匠が立ち上がり、蹴飛ばすように障子を開けました。 そして「お前のお姫様はこれや、お前には心があるのか」としかりつけたのです。 以来,素京さんはどうしたら気品のある心が表現できるかを 必死に模索してきたといいます。それから数十年経った、平成2年、 素京さんが代表をつとめる一座は、ロシアの国立モスクワ音楽院で 上演を行いました。当然日本は通じませんが、 観客の中には涙を流した女性もおり、 終演後にその女性からの「言葉は分からないが心が伝わって涙が溢れた」との 言葉に、素京さん自身いいようのない感動で体が震えたそうです。 心と心のつながりは言葉の壁をも超えてゆきます。 私達も心と心とがしっかり結ばれ阿吽の呼吸で仕事ができる、 そんな職場や家庭を創りたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 16, 2006 06:40:56 PM
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