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クランクインした頃から話題に上り、

「観たぁ～い」と思っていた作品がついに上映されましたっ。


とはいえ、マイナー作品なのか、近くのシネコンでは上映されてなくて、

車で１時間ほどのシネコンまで行く羽目になったんだけど・・・。


それでも遠征の甲斐ある作品でした。



この作品は、タカラコスモス(愛称・コスモ)という盲目の馬と、

コスモに愛情を注ぐ高校生「香苗」の交流を描いた、実話を元にした作品です。


実際には、コスモは視力を失った後、馬場馬術で好成績をあげているのですが、

馬場馬術が日本ではまだマイナーな為ゆえか、

作品中では、障害馬術で香苗と競技に出場するように描かれていました。



ストーリーの詳細は置いておくとして、

馬場と障害の一件を除けば、他はかなり実話に忠実に描かれています。




主演の長渕文音は、この作品の為に乗馬を習ったそうですが、

付け焼き刃とは思えないほど綺麗に乗っていました。


エンドロールで流れていたメイキングを見る限り、

かなり派手に落馬したようなのに、

スタントを使わなかったガツツには頭が下がります。

(頭に氷嚢を乗っけてました(^_^;))




主演の文音ちゃんと仲間の高校生たち、

そして松方弘樹や柳葉敏郎、原日出子という大物たちの好演もあって、

全体に上質な作品に仕上がっています。


青森の美しい自然をバックに「オンブラマイフ」の美しい調べが流れ、

馬への愛情に溢れた演出が、ほのぼのと優しい気持ちにさせてくれるので、

動物好きの方だけでなしに、乗馬をやっている方々には是非観て欲しい作品です。





おっと！！ 手には必ずハンカチを握っておく方が賢明です。。。(笑)


絶対に涙なしには見られませんよっ(^^)