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2001年10月07日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
瑠璃廠(るりちゃん)でお茶を飲む

瑠璃廠は清の時代の街並みを保存している地区で、書画や骨董品を売っている店がずらっと並んでいる。道路は石畳で舗装してあり幅は5~6メートルと結構広い。店は道路から一段高いところに入り口がある。二階建ての店が多く、中国格子の窓枠にそれぞれ工夫を凝らしている。中国情緒たっぷりの、なかなかいい感じの通りだった。しかし、2~3の店に立ち寄って見ても、骨董に趣味を持っていない私にとっては、「値段が高いなあ」と感じるだけであまり欲しいものは見当たらなかった。



その日は暑かったので、みんな喉が渇いていた。骨董品の見学はそこそこにして、お茶を飲むことになった。私はお茶を飲む習慣は、圧倒的に中国が日本より優れていると思っている。普通中国の人はコップにお湯と一緒にお茶の葉を入れる。空になったらお湯だけ入れ足して、一日中同じお茶を飲んでいる。最初見たときは、苦くならないのかと心配したのだが、大丈夫。お茶の葉が日本のとは違う。中国のお茶は葉を刻んでいない。湯に入れる前はちじれて小さいのだが、湯に入れると一枚の葉っぱの形に戻るのだ。味は日本茶よりずっとコクがある。この飲み方を覚えてから土産にお茶を買って帰ることが中国旅行の楽しみのひとつになった。

中国にはものすごくたくさんの種類のお茶があるが、大きく分けて緑茶とジャスミン茶、烏龍茶、プアール茶がある。ジャスミン茶は緑茶とジャスミンの花の混ざったお茶で、揚子江から北で一般的に飲まれている。揚子江から南は緑茶を飲む。日本で有名な烏龍茶は普通は福建省の人しか飲まないのだそうだ。

H君が連れて行ってくれた店は、瑠璃廠の東角の二階にあった。日本人もしょっちゅう行く店らしく、店員の若い女性は二人とも日本語がしゃべれる。「龍井(ろんじん)茶」と「ジャスミン茶」を注文した。龍井茶は浙江省杭州のお茶で、緑茶の中では名門中の名門。味は日本茶とよく似ている。ジャスミン茶はせっかく北京へきたのだから、北京の香りを飲もうと私が提案した。

最初に出てきたのは龍井茶。取っ手や注ぎ口に竹をデザインした濃い茶色の急須と、同じセットの茶碗4個だった。ジャスミン茶のほうは少し厚めの黄土色の急須に入って出てきた。お湯はお代わり自由なので、好きなだけ飲める。早速ジャスミン茶を飲んだ。これもピンからキリまであって、花と緑茶のブレンド次第で気に入った味に当たるときと、そうでないときがある。今回は喉が渇いていたせいかもしれないが、かなり上品な香りでおいしかった。龍井茶のほうは、もう毎度お馴染みの味だった。

この店ではお茶以外にちょっとしたエピソードがある。店員さんがTさんを見て、「絶対日本人と違うよ」と言い張るのだ。「それでは何人?」と聞くと「韓国人」だと言う。Tさんは今回の旅行中、「韓国人」だったり「香港人」だったり、挙句の果てには「フィリピン人」だと言われたこともあった。私にはどうやって見分けるのかよくわからないのだが・・・・ちなみに、「中国人」だと言われたのはI君で、いつも「日本人」だったのはM君だった。









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最終更新日  2003年01月11日 17時09分37秒
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