『消費税最大の闇』(三橋貴明著)を読む
この本を読んで、消費税の仕組みが良く分かりました。かいつまんだ内容・輸出企業に、消費税10%が還元される。輸出戻し税である。・消費税税収は毎年33兆円だが、そのうち9兆円が輸出企業に 還付される。なんと、約27%!・輸入品には消費税がかかる。・米国にはその仕組みがないので、輸出戻し税は輸出障壁だと クレームをつけた。トランプ大統領のクレームがなければ 気が付かなかった。・欧州の付加価値税を日本は取り入れた。欧州は高付加価値税を 輸出業者保護のため還付している。・経団連はことあるごとに消費税アップを主張しているのは、 消費税が上がると還付金が増えて儲かるからだ。・財務省は、景気が良くても悪くても消費税を上げる路線にいる。 日本だけが35年間経済成長が出来なかった理由が分からなかったが、消費税のせいなのだろうか。そのほかに理由はないのかが疑問。たしかに、景気が良くなりそうになると、消費税が上がって景気上昇が止まってきたように感じる。 自民党は積極財政派の高市総裁になった。これから景気回復に舵を切っていけるのだろうか。