テーマ:暮らしを楽しむ(396775)
カテゴリ:ユニバーサルデザイン
![]() 写真は、平成7年完成の今市市いきがいセンターのモニュメントである。中庭を囲む形で敷地境界沿いに作ったもの。中庭から見ると、モニュメントを通して日光連山を望む。 当初の私のもくろみは、だれか地元の芸術家に依頼してモニュメントのデザイン一切を頼もうと考えていた。それが総予算をオーバーし、デザイン費っを捻出することができなくなって、私がデザインすることになってしまった。これが意外と楽しかった。 モニュメントには2つの意図を含んでいる。まず一つは、黄色の半円が虹を、中間青色のV型が谷を、赤色の山形が山を、両サイドの緑が林を表し自然の風景をオブジェ化している。 二つめの意図は、半円が大地を、両サイドの緑が人間の両手を表し、長い歴史の中で先輩方と私たちが地球市民として共生してきたという意味を込めている。 色彩的には、実は盗作である。色彩を何通りか考えて思い悩んでいたときに、読売新聞日曜版に載っていた絵画の紹介がビビッときた。片山珠子作「面構 葛飾北斎」である。色彩を分析するとKEY1でみごとまとまっている。この色合いを組み合わせて1案を作ってみると、なんともしっくりと収まるではないか。このほかにも高齢者施設であることを考慮して日本風十二単の襲風、元気のでるサイケ風など 計4案作った。当時の福田昭夫市長と協議の末、葛飾北斎案に決まったのである。 モニュメントは10年経った今も色あせずに健在だ。耐久性のあるフッ素樹脂塗装材を使用したためだ。塗り替えサイクルを考えると、多少高くても予算が切迫していても良い塗装を使ったほうベターと考えている。 当社のホームページ 人気blogランキングに参加しています。 人気blogランキングへ ↑ クリックしてもらえるとランキングがアップします。今日もクリックして応援よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.28 12:30:34
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