テーマ:暮らしを楽しむ(393577)
カテゴリ:歴史
東照宮の彫刻から先人の思想を学ぶことは多い。
「唐子の遊び」と呼ばれる日光東照宮の陽明門の彫刻は、 全部で30体ある。 そのうち子供の遊びは20体、残りの10体は花鳥が主題。 その中に、「孟母三遷」が正面右端に置かれている。 「孟母三遷」とは・・・ 後の大儒家孟子は、幼い頃父を亡くし、墓のそばに住んでいたが、 葬式のまねごとばかりしていたので、孟子の母は、街中に引越した。 そうすると、商売のまねごとで遊んだ。 母親は、今度は学校のそばに引っ越した。そうすると、礼儀作法を 学ぶようになったので安心し、そこに定住した故事に由来する。 (「ウィキペア」より) 「ケンカ」「いじめ」の場面の彫刻もある。 正面中央には、 「司馬温公の瓶割り」が置かれている。 ![]() 「司馬温公の瓶割り」とは・・・・ 温公は司馬光といい、北宋の政治家。「資治通鑑」を書いた学者と しても知られています。 子供の頃、大きな水瓶に落ちた友達を助けるために、石で瓶を割り ました。 大切な瓶を割ったので叱られることを覚悟していましたが、父親は 温公をほめて、改めて命の大切さを教えたと言います。 (「日光の社寺 世界遺産」より) この2つの彫刻の配置が何を意味するのか。 人の命が一番大切。勉強よりも何よりも・・・ 陽明門の彫刻には、当時(江戸時代初期)の教育の基礎が込められ ているのだ。 それは現代の悲惨な事件の数々を目の当たりにすると、江戸時代の 寺子屋の教育のありかたを深く学ぶ直す必要があるのかもしれない。 もうひとつのブログも見てね! FC2ブログ『建築はおもしろい』 当社のhpも見てね ![]() ←ポチッと押してご協力お願いします。元気の源です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.16 16:51:21
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