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翔建築設計の所長日記

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2022.05

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yoshiki@ Re:●建築家のお仕事(634)竹内日祥上人の講演(01/21) はじめまして私も2000年から竹内日祥上人…
2007.03.29
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カテゴリ:古民家
しばらくブログをさぼっている間に能登半島地震の
ニュースが少なくなってしまった。

震度5強、マグニチュード6.9の強い地震が能登
半島を襲った。

テレビで見る全壊した建物は瓦屋根で在来工法でか
なりの築年数と思われる。
今日、石川県の建築士仲間からのメールで、応急危
険度判定士の出動要請が県からきたという。

私は新潟地震では建築相談業務で2泊3日応援に栃木
から行ったことがあるが、今回は石川県内の判定士
で間に合いそうだ。

どうして能登の住宅が暖冬で雪が載っているわけでも
ないのにペチャンコにつぶれてしまったのかは今後の
検証結果を待ちたい。

住宅の歴史は、地震との戦いの歴史でもある。
歴史的にものを見ないとどうしても場当たり的になっ
てしまうので、私は歴史が好きなこともあって時系列
的に考えることにしている。

1891年(明治24年) 濃尾地震 M8

   近世最大の地震で多くの犠牲者が出た。
   これ以降、伝統建築は地震に弱いので筋交                       い・金物導入が研究されることになった。 

1923年(大正13年) 関東大震災M7.9

   建物下敷きによる圧死 3000人
        火事死 57,000人

   建築基準法の前身、市街地建築物法に大規模建築
   物には筋交いを適当に入れることが明記される。

1934年(昭和9年) 室戸台風    

    数百人が下敷き死

1948年(昭和23年) 福井地震 M7.1~7.2

    建物下敷きによる圧死 3800人

福井地震が木造耐震に決定的な役割をはたすこと
   になる。
   昭和25年に建築基準法ができる。筋交い・金物が
   明記される。

1968年(昭和43年) 十勝沖地震 RC造大倒壊
1978年(昭和53年) 宮城県沖地震 RC造大倒壊


1981年(昭和56年)新耐震基準に改正される。

1995年(平成7年) 阪神・淡路大震災 M7.3

    建築基準法の新耐震基準は、震度6強~7程度に
    対して倒壊しないことを目標にしている。つぶれ
    なければ圧死はしない。

    加速度300~400ガルに対応。

    しかし、阪神・淡路震災はこの倍の600~800
    ガルと想定される。


○地震に対しては水平動対策が、上下動よりも圧倒的に
 重要である。

○マグニチュードが1違うと、地震規模は30倍違う。

上記の歴史に沿って、来年度から国は本格的に耐震リ
フォームを進めようとしている。

全国平均75%(栃木県は70%)の耐震化率を90%
にしようとしている。

対象となる住宅は、昭和56年以降の建物である。

私が勉強中の伝統工法の住宅に使おうと思っている限界
耐力設計法は、筋交い・金物を使わなくても済む工法だ
が、あくまで実験と計算に裏付けられていなければ使え
ないのである。

伝統工法の住宅は単に強いということでは決してない。
それは今までの歴史が裏付けているのである。

次回につづく


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2005-09-07 12:00:17
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Last updated  2007.03.29 10:14:05
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