2008/12/11(木)08:48
曼殊院門跡と一乗寺界隈
詩仙堂から徒歩で15分位のところにある曼殊院門跡。
JRのCMにも使われたので、ここも沢山の人が訪れる名所ですが、
もう時期が遅かったせいか、まだ、早い時間だったせいか、
のんびりと散策してきました。
詩仙堂でゆっくりしすぎたので、今回は中には入りませんでした。
ここのお庭も素晴らしいのですが、
塀と石垣間に植わっている楓が、大きくて紅葉する様も実に見事!
もう随分散って淋しくなっていましたが、
白壁と青空をバックにした姿は美しい。
塀に5本の白い筋があるのは、格式が高い証しと聞いています。
ここは、門跡・・・つまり皇族の方が住職であったところ。
落ち葉を一枚、いただいて帰ります。
詩仙堂のある一乗寺界隈は、
いろんな意味で、とっても魅力的です。
京阪電車で大阪から出町柳まで乗ると、
ここで叡山電鉄に乗り換えて一乗寺に向かうのが普通ですが、
先に真如堂に立ち寄ったりするために、
市バスの一日乗車券(500円)を買ったので、
白川通りを、この券で乗れるところまで行き、
後の、バス停2つ区間は歩きました。
混まないうちに、詩仙堂と曼殊院を見てまわった後、
どこか下町にあるような感じの商店街を散策。
お目当てのお店は、3ヶ所ありました。
ひとつ目は、お取り寄せがとても困難な、
一乗寺中谷さんの『絹ごし抹茶てぃらみす』の購入&試食。
でっち羊羹が有名のようですが、
お目当ては、この抹茶てぃらみすです。
ここは、店舗の奥がカフェになっていて、食事やお茶も出来ますが、
生憎お客様で一杯だったので、
一個だけ買って、近くの公園で青空カフェにしました。
中谷さんをあとに、叡山電鉄の一乗寺の駅を越え、
次に目指して行ったのは、品揃えがピカイチの恵文社さん。
本好きには、たまらないお店です。
品揃えは勿論、お店の雰囲気がとっても良くて、
普通の書店に並んでいる本も、このお店にディスプレイされると、
とたんに魅力的な存在になりそうな、不思議な力があります。
お店の奥にはギャラリーがあったり、
雑貨や本以外の物もあるので、いろいろ楽しめます。
ここに居たら、時間がいくらあっても足りません。
さあ、お昼の時間になったので、
もう一軒のお目当てのお店に急ぎます。
恵文社を出て、西に行くと東大路通りにでて、北に数分歩くと、
喫茶店かと思えるお店の前に行列ができています。
一乗寺界隈は、ラーメンの激戦区のようで、他にも有名店があります。
お昼は、ここ高安の『牛すじラーメン』と決めていました。
平日のお昼は、ご飯がサービスで付きます。
ほとんどの方が、これに鶏の唐揚げをプラスして注文。
(1個の唐揚げの大きさが並ではなく、これも人気のようです)
ちょっと前に、デザートを食べてしまった私は、
ライスだけ小盛りでお願いしました。
激戦区だけあって、お店のスタッフの対応は素晴らしかったです。
ライスを運んできた方が、「この位の量でいかがでしょうか?」と尋ねてくれます。
「写真を撮らせていただいても良いですか?」と尋ねると、
「はい、結構ですよ。美味しそうに撮ってやってください。」
(こんなん言われたのは、未だかつて初めてです)
一乗寺界隈・・・実に、魅力的な所です。