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ＯＰ曲 『Last regrets』 紹介＆解析☆ここでは、ゲームで使われた歌の歌詞紹介のコーナーです。さらに「ＫＥＹ」の歌は、ゲーム本編の内容を示唆しているので、それついても詳しく紹介していきます。ネタバレがかなりあるのでご注意を。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 『Last regrets』 作詞 麻枝准・高瀬一矢 作曲／編曲 麻枝准 Ｓｏｎｇ 彩菜 ♪ありがとう 言わないよ ずっとしまっておく さよならは翳りない 夢のあと静かに降り立つ 両手には降り注ぐかけらを いつまでもいつまでも抱いて 最後まで笑ってる強さを もう知っていた おはよう 目覚めは 眩しくて悲しい さよなら 許せない 僕たちの弱さがよかった ふたりにはありふれた優しさ 花のように恋のように移ろう 低い雲 風を待つ静けさ もう聞こえない 両手には降り注ぐかけらを いつまでもいつまでも抱いて 最後まで笑ってる強さを もう知っていた もう泣かない もう泣かない 泣かない もう泣かない もう泣かない 泣かない ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◎『Ｋａｎｏｎ』のＯＰにふさわしい、雪が降るような静かなバラード曲です。どこか聴いてて物悲しくなるようなそんな歌です。 ［ｒｅｇｒｅｔ］とは、「後悔」と言う意味。つまり、タイトルは「最後の後悔」という意味になります。『Ｋａｎｏｎ』のヒロイン達が抱いているいろいろな「後悔」。これがこのゲームの大きなテーマになっていると示唆してます。 歌詞をあらためてみると、各ヒロインの事をあらわしているともとらえられますが、やはりメインヒロインの「月宮あゆ」と主人公の祐一の事を、言っている歌詞といえるでしょう。 １番の、＜ありがとう言わないよ ずっとしまっておく＞、７年前の悲しい別れから、二人は後悔の念を持ち続けます。あゆは生き霊として現れてしまうほどに、そして祐一は７年前の記憶を封じてしまうほどに。それでも、いつかめぐり合うと信じて、あゆはその言葉を待ち続けているのです。 ２番はもっと物語を示唆してます。＜おはよう 目覚めは眩しくて悲しい さよなら 許せない 僕たちの弱さがよかった＞ まさしく、あゆが７年前の眠り（というか生き霊となって目覚める）から覚めるところです。そして祐一との再会。再会の喜びと、あの時の悲しみが再び起こることがわかっていて、それは「眩しく」て・・でも、「悲しい」。 それでも、森での事故によって「あゆ」が眠りにつき、祐一と別れてしまった。そんな「さよなら」は許せない・後悔の気持ち。生き霊となってしまったり、記憶を封じてしまったり・・そんな弱さが、あゆと祐一の再会させた。そんな弱さが良かったと言っているのです。 そしてサビの部分。＜最後まで笑っている強さを知っていた＞ それは、あゆが７年前の事故の時に「大丈夫だよ」と祐一に話しかけたとき、そしてあゆ編のラストで、祐一の目の前から消えてしまった時。あゆは笑っていた。 弱さではなく、強さを持っていたことを思い出し、未来に向かっていく。だから、これは「最後の後悔」。・・・そんなことを考えさせられます。 特に、あゆ編以外のシナリオで、あゆの事を考えるとせつなくなる内容です。 あゆ編では・・この後ＥＤの内容につながっていきます。 以上 「歌詞分析」でした♪ Ｋａｎｏｎ基礎知識に戻る ジャンル別一覧
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