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カテゴリ:読書記録
治療島 『サイコ・ブレーカー』のフィツェック氏のデビュー作だそうで。これによって一躍有名な作家となったらしいです。 イケメンで大金持ちの精神科医の娘が誘拐され、彼は自身も精神に病を抱えます。 その治療にと向かった島に、ある美人が統合失調症の診察をしてくれと現れます。彼女は娘の事件に関係がありそうです。 どしゃぶりの雨は降るは、熱は出るは、薬は飲むは、もう消耗しきった状態の主人公が語るわけですから、読んでるほうも疲れる疲れる。スリラー映画には最適かもしれない、ぞくっとするシーンの連続ですが、肝心な話が進まないです。もう、引っ張りすぎだっちゅうの! それで、結末はですね、もう、これはないでしょう。その後のどんでん返しがあまり活きなかったではないの。 この作者、よほど精神科医に恨みがあるのではないかしら。それにしても、そんなに儲かるのかしらね。 映画化もされたようですが、どうやってオチをつけるんでしょうね。どんな小説も妄想といえるわけですけどねえ。 それでもどんどんページを捲ることは間違いなしです。あまり深く考えずに読めば、ああ恐かったあで、楽しめます。正真正銘のサイコスリラーです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月26日 20時07分29秒
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