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カテゴリ:読書記録
no image だろうな。
津村節子さんの夫である吉村昭氏の遺作となった短編集。 この前読んだ『紅梅』とあわせて読むと、また深いです。 ほとんど日常描写、淡々と書き記しているという感じです。 でも、このときすでに死期が近いことを知っていて、遺書もしたためてあったのです。 自分の死顔は家族以外、親戚にも見せないでほしい。それほど親しかったわけでもない人にわざわざ見てもらいたくない、という思いは、たくさんのお葬式に出席した彼だからこその言葉だったのでしょうね。 でも、実際にはなかなかこういう死に様はできないなと思います。 年をとるということは、たくさんの知人を見送るということなのですね。 いろいろと考えさせられました。ああ、いつのまにこんなに年とっちゃったのかしらん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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