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ぼくと彼氏の恋物語

ぼくと彼氏の恋物語

幸せって何ですか?…T君

帰りの電車で、昔好きだった人に出会いました。

今日この日、指定校推薦で大学合格したらしいんです。

そんな日に偶然会うなんてね、不思議だね。


彼に久しぶりに会って、しかもすごい至近距離で話せて

顔が紅くなってしまいました。

自分で紅潮するのがわかるくらいに恥ずかしかった…。

でも、その反面ものすごく緊張してしまい、

少しの会話であとはもう何も話せなかった。


そのうち彼は離れた席に座って、その間僕は心の中で、

なんて話しかけたら良いのかとか必死に考えてた。

ガチガチに凍りながら。



結局勇気の一カケラも無い僕はそれ以上の会話を続けれず、

同じ電車・同じ車両・同じ駅を使っていたのに

話すことも無いまま帰りました。振り返りもせず。



2年半、一緒に過ごした幸せな時間。

そんなときもあったっけな。時間の流れの中で僕らの関係は変化し、

今となっては近づくことのできないモノに、変わってしまったね。


寒い外気温の中、凍えないように首に巻いたマフラー。

君も僕も、おんなじ様なマフラーを使っていたね。



そんな考えてもどうしようもない様なことを振り返りながら、

ふと、突然に、気づかされたことがあります。

僕はまだ彼のことが好きなんだなと。

今大事にしている彼氏よりも彼のことが好きなんだなと。



袂を別ってから数年経つのに、どうしても忘れられない。

心の奥隅に、鍵をかけてしまいこんでいたはずなのに、

彼の姿を見るたびに、昔の想いが蘇って来てしまう。



ガチガチになって話せなかったのは、たぶん本当に誰よりも

彼を好きでいるからなのでしょう。




それでも、彼にその気があるわけでもないし、

もう終わりにしようよ。

終わりにしなきゃいけない気がする。



彼氏がいるのに、忘れられない、大好きな他人がいるなんて、

僕は何を考えているんだろう。

叶うはずの無い何かを、彼に会うたびに考えてしまう。

そんな最低の自分。

馬鹿だね。

ほんと馬鹿だね。

そしてずるいよね。




今、今の僕に大切な人は誰ですか?

そんな答えが単純明快な質問にも、即答できる自信が失せました。


こんな自分、情けないです。


もう、彼(T君)のことはこれ以上書かないことにします。

時々振り返ることはあっても、新着日記には書かない。


消えるはずの無い想いを抱えたまま、こんなことを言うのは

可笑しいけど、GoodBye!僕の心の中のT君。そしておめでとう


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