2004/05/29(土)23:54
貌(かお)
顔を作るのは纏う空気かもしれない。
顔を作るのは、思う心かもしれない。
帰ってきた当時は、警戒溢れた貌。
疲れた貌
いかに重圧な日々を過ごしてきたか感じられる貌だった。
見てて痛々しい貌だった。
けれど、今は強い決意に満ちた貌になってる。
重圧を押しつけられる国に戻らなくていいと思ったことと、
押しつけられる義理がないと心が切り替えたこと、
はね除ける強い意志を見せる貌は見ていてホッとできた。
やっと警戒することなく、理不尽な気持ちを押しつけられることない環境にいていいのだと理解できた時に見せた貌は、見ていて安心できる貌だった。
風貌は心が創る。
眉だけでも表情はできず、瞳だけでも表情はできず。
眉が動くことで瞳に表情を与えるといったのはどこの専門家だったか。
心がささくれ立った人は貌に影響与え、険しい雰囲気を創り出す。
心が後ろ向きな人は貌に影響与え、心の壁を創り出す。
ネガティブな心よりポジティブな心が病気の回復を早めるとも聞いたことがある。
ともすれば、落ち込みやすいけれど、その心を上向きにできるかどうかが体に働きかけているんだろうね。
ハード(物)だけを考えてもソフト(精神)だけを考えても巧くいかず。
双方がバランス良く巧い具合に相乗的に働きかけることで自然は成り立っている。
自然が巧く成り立っていることは、人の体にも良いことはよく言われ。
そして、バランスを取ることが重要だとよく謳われる。
そんなことを思いながら記者会見に臨む人達をブラウン管の向こうに見ていた。