１％の幸運

本当の自分を取り戻すために
この場所で私という存在を記しておく為に
告白します！

本当はずっと、
出来る事なら一生でも付き合っていけたら
いいと思った人達がいました。

それは高校の部活の同輩達です。
私達の学年での新入部員は、
女子は私と友達の二人だけ、
後は男子ばかり総勢十余名でした。

みんな気の良い、いいヤツばかりで
男女の別なく気さくに話が出来て
ほんとうに、本当に、楽しかった。

ずっとずっとこんな日が
続けば良いと思っていました。

でもそんな日々が終わりを告げたのは
二年生になってすぐの事でした。

後輩の女の子達がたくさん入って来て
先輩（私にとっては同輩）の幾人かの
男子達と付き合い始め
男女の別なく話が出来た
雰囲気は一変してしまったからです。

とても寂しかった。

出来る事ならもう一度生まれ変わって
男に生まれて来たいと本気で思った。

今考えるとお年頃なんだから
私のようにそういう感情の無い方が
おかしかったんでしょうね。

きっと、私は恋愛対象として意識されるような
女の子ではなかったから対等な感じのおしゃべりが
できたんだよなぁ。

私はそれで別によかったんだけど。

男でも女でもなくまず人として
付き合っていけると
そういう付き合いもあると信じたかった。

思えば人付き合いであんなに何にも考えずに
対等に話せたのってあれが最初で最後だった気がする。

大人になったらなったで、思った事を思ったように
言えなくなってしまったから。

今はみんなどうしてるんだろ？

きっと、いい旦那で、いいお父さん、してるんだろうな。
きっと幸せに違いないよね。

今はもう耳には届かないけど
ありがとう。
とってもとっても楽しかった。

またいつか会えたら、いいね。


秋も深まったせいか？センチになった
空の守り人の独り言にお付き合い下さった、
あなたにも、ありがとう。

では、また。