061935 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

soraの雑貨な日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.12.20
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
ブログ 017.jpg


星の王子さまの置物です星
ボーンチャイナという陶器で出来ています。


左は物語りの始まりに出てくる「ゾウを飲み込んだウワバミ(ヘビ)」です。主人公の「ぼく」が、幼い頃描いて、大人たちにみせた絵です。

「ぼく」は「ゾウを飲み込んだウワバミ」のつもりでしたが、大人たちは「帽子の絵」にしか見えません。

そして大人たちは「そんな絵を描くのはやめにして、地理や歴史、算数と文法に精を出しなさい」と言うのです。




そして「ぼく」は大人になり、サハラ砂漠に小型機でひとり、不時着したとき、王子さまに出会います。

突然現れた王子さまは、「ぼく」に唐突に言います。


   「ね………ヒツジの絵を描いて!」


とりあえず「ウワバミ」の絵を描き、「ぼく」は王子様に渡します。すると王子さまはこう言うのです。


   「ちがう、ちがう!ぼくはウワバミにのまれてるゾウなんか、いやだよ…」


そこで、「ぼく」はヒツジの絵を描いて渡します。しかし王子さまは言うのです。

  
   「だめ!このヒツジったら、病気で、今にも死にそうじゃないか。かきなおしてくれよ。」


何度か描きなおしたあげく「ぼく」はついに面倒になって、穴の開いた箱の絵を渡します。

   「こいつぁ箱だよ。あんたのほしいヒツジ、その中にいるよ」


すると王子さまは喜んで言うのです。


   「うん、こんなのが、ぼく、ほしくてたまらなかったんだ。このヒツジ、たくさん草をたべる?………おや!ねちゃったよ、このヒツジ…」


私が大好きな、星の王子さまのワンシーンです。

この置物はまるで物語から切り取ったようで、水彩画の彩色の雰囲気も出ていますぽっ



ちなみに、この「ウワバミ」を持ち上げると…


ブログ 018.jpg



ちゃんとゾウが入っていますスマイル




星右は「夕日を眺める王子さま」です星


王子さまの住んでいる小惑星「B-612」は、とってもちっぽけな星なので、ほんのちょっと椅子を後ろにひくだけで、見たいと思うたびごとに夕焼け空が見えるのです。


王子さまは言います。

   「ぼく、いつか、日の入りを四十三度も見たっけ。だって………かなしいときって、入り日がすきになるものだろ………」

「ぼく」が
  
   「一日に四十三度も入り日をながめるなんて、あんたはずいぶん、かなしかったんだね?」

と問いかけると、王子さまはなにも答えませんでした…。



  **********************************



「星の王子さま」は、小学生の頃一度読んだのですが、そのときの感想は「意味がよくわかんなくて、つまらない」でした。

けれども数年後再読して、なんて素晴らしくて、悲しくて、美しい物語なのだろう…と、大好きになりました。

人間にとって、本当に大切なものを教えてくれる物語です。


物語の最後のほうで、作者のサン・テグジュペリはキツネにこう言わせています。

「心でみなくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ…」










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.12.20 22:36:26
コメント(6) | コメントを書く


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

空のススキ

空のススキ

Category

Calendar

Favorite Blog

佐藤竹善のオフィシ… さとうくんですよさん
ネコきゃっとのブロ… ネコきゃっとさん
Room No.30… Awapuhiさん
かなログ☆ kana☆7832さん
塩谷哲の「新・先に言… saltですさん

Comments

 toy_cokkie@ Re:ボタニカル・ペン&シャンプーボトル♪(07/13) お花のペン、とてもかわいい(^◇^) こ…
 Draweruk@ Re:イギリス・コッツウォルズからのアンティークな贈り物♪(06/09) とってもきれいに写真を撮ってくださって…

Freepage List

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X