|
カテゴリ:カテゴリ未分類
一首
坂道を 転がるように 落ちていく もがくほど沈む 絶望の日々 好きで好きで 大好きで結婚した彼は スポーツマンで カラオケも上手く イケ面だったので(好みの違いは有る) ひーちゃんに 「あんたにゃ~勿体無い」 っと冷やかされていた けれど・・・結婚1年目にして 腰痛から始まり アキレス腱痛 ふくらはぎ痛 そして車椅子に 原因不明の病気に 仕事が出来なくなり 父の経営する町工場の 後を継いでくれる事は 不可能になった 入退院を繰り返し 真面目で 頑張り屋だった人が 身体が思うように成らず 些細な事で 暴力を振るうようになっていった・・・ 口の利き方が 気に入らない 子供達が 言う事を聞かない 子供にまで手を上げ 止めに入ると 「自分だけいい子になるつもりか」と 怒りに火を点ける事になり かばう事も出来なかった 「叩く手も痛いんだ」 説明しても 「いい訳だ」 謝っても 「言い方が気に入らない」 泣きながら 土下座をして 「ごめんなさい」「ごめんなさい」 を繰り返す事しか出来ない私・・・ 普段はとても優しい人が 機嫌を損ねると 爆発するような怒りを ぶつけて来る 病気が悪いんだ 昔の健康な身体に戻って 神仏に何度祈った事だろう けれど奇蹟は起こらない 娘(YOU)は片耳が聞こえなくなり 息子(BOY)はミミズバレの背中で 試合でピッチャーを勤めていた 誰か助けて・・・ 心の中で叫びながら 外では 仲の良い家族を演じていた 「何故お母さんは離婚しないの?」 YOUの問いかけに 「本当は良いお父さんなのよ 全部 病気の所為なの」 自分で決めた結婚に 親に本当の事が言えなかった・・・ 浅はかな プライドだったのかもしれない そして YOUが変貌していった・・・ YOUから見たお父さん→★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|