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2020/09/30(水)14:40

『地下室の手記』フョードル・ドストエフスキー

書籍(33)

地下室の手記 1851年、ロンドンで第1回万国博覧会が開催されました。これを見物に来た一人の日本人がいました。福澤諭吉です。展示品の中に、鉄骨とガラスで作られた巨大な建築物、クリスタルパレス(水晶宮)がありました。このクリスタルパレスは、万国博覧会終了後、一度解体されます。そしてロンドン南部のシナデムの丘に移設され、複合施設となり、多くの来客を集めていました。 クリスタルパレスと言えば、ドラゴンクエスト7のダンジョンですね。サッカー好きなら、ロンドンのクリスタル・パレスFCを思い浮かべるかもしれません。 これを観光した二人のロシア人がいました。チェルヌイシェフスキーとドストエフスキーです。1862年ドストエフスキーは、最初のヨーロッパ旅行に於いて、この地を訪れています。 チェルヌイシェフスキーは『何をなすべきか』を執筆します。女性の主人公ヴェーラが、女性の自立と解放を求め、男女の愛情も合理的な欲望に基づいて調和と幸福が得られる。ユートピア的な未来を書いたものです。この作品は、当時のロシアの知識人に大きな影響を与えます。それにドストエフスキーが噛みつきます。 Men marry because they are tired; women, because they are curious: both are disappointed. There are only two kinds of people who are really fascinating — people who know absolutely everything, and people who know absolutely nothing.

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