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2016年07月11日
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 小学生や中学生の時日本史や世界史を習ったのだけれども、時間間隔がないので百年前のことでも想像できないような昔々のことに思えて、自分の生活とその歴史的出来事がどう関係しているかなんてさっぱり理解できなかった。明治維新も関東大震災も、テストのために文字と数字を覚えてみたけれど、なんだか全く違う世界の出来事のように感じていた。

 ただ第二次世界大戦は、敗戦が昭和20年で祖母や叔父や叔母、両親から食糧難がどれほどひどかったか、物資不足で物がない暮らしはどんなものだったかをきくことがあったので、敗戦後の歴史については比較的身近に感じられた。

 それがアラカンになって、60年と40年をたすと100年になるので、100年という時間の単位がどうな時間の積み重ねを多少は受け止められるようになった。

 そういう今、日本史の年表をみると明治維新は1868年なので、自分が生まれる100年前は武士が髷を結って刀をもって街を闊歩していたのだと思うと近世から現代への歴史の流れの速さが感じられる。刀で人殺しをすることで権力争いをしていた時代がこんなにも身近にあったのだと考えると、敗戦国として「西洋思想」として生まれた人権とか国民主権という考え方を、占領軍のアメリカの強権で戦争中の教科書を黒塗りして、新しい考え方を生徒に教えようとした教員が心の底からその考え方を生徒に教えることができたのだろうかと思う。つい、昨日まではそういう考え方を口にするだけで売国奴とか罵られてしまっていたのに。

 日本人に限らず、強力な武力に脅されながらも新しい思想を学ぶためにはどういう姿勢が必要なんだろうかと思う。

 戦後の日本の為政者も、一部のかたは本心から、戦前の非人間的な扱いから「民主主義」「国民主権」「平和主義」『人権尊重』を受けれたものもいたのかもしれないけれど、それはわずかではなかったのか。だからこそ、被爆国でありながら原発を受け入れ、自衛隊を創設し、安保条約も受け入れ、沖縄をはじめ占領国の米軍の基地を全国に残した。

 人は何が正しく何が間違っているかは、やはり歴史と科学を学ぶしかないのだと思う。

 今回の参院選でも、「憲法改正」が争点とされていたが、「憲法」が権力の暴走を許さないために必要なものだということをどれだけの国民が受け止めていたのだろうか。

 SONE某氏のように「身体障碍児」の子供は殺した方が世のためになるという暴論を世に問うてしまう輩がまだこの日本に五萬といるし、国のために血を流さない国民は牢に入れたほうがいいとか、こういうことを平気で口走ってしまう人が政権を担う与党の中に数え切れないほどいる。

 世の中にひどいことが続くとよく『戦後教育』が悪かったからという人がいる。敗戦に至った経緯や、敗戦を招くことになった根拠となる思想がどうだったというような検討をせず、一網打尽にただ教育のせいと言い切ることはどうなのかと思う。その論を適用すれば、あの悪夢のような原爆投下や米軍の沖縄上陸だって皆明治維新以後の教育のせいだと思えるはずだが、そのことは棚上げしている。

 目の前のことしか興味を抱くだけでは、やはり真実には近づけないのだと思う。

 アラカンになって、少しだけれど歴史というものに興味を持つようになった。





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最終更新日  2016年07月11日 22時23分07秒
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