2009/01/23(金)08:38
私立中での特別支援
特別支援 ~ある私立中学校での取組み~
小学校は特別支援学校(盲)に通い、中学受験をして
入学した弱視の生徒さんがいる私立中でのお話です。
本人が自ら自分の障害についてのクラスメートに
知って欲しいと強く望んで実現した授業があったそうです。
その生徒は特別活発なタイプではなかった(比較的おとなしい性格)
ようですが、自分から強く希望者、担任と数ヶ月かけて準備し、
学年全体で授業を行うことにしました。
盲学校にも協力してもらい弱視体験のできる道具や、
点字教科書・拡大教科書を借りて、
彼の世界を生徒たちは体験したそうです。
そして差別やからかいに対しての思いを
本人自ら、学年全員に語りました。
「ガイジ(障害児)」と言われる事に対して
本人が感じていることなども含め話したそうです。
「この授業の後、この学年から『ガイジ』(障害児)と言う
言葉は一切消えました。
他の悪い言葉『バカとかアホ』は相変わらずですが、
あの授業の後、その学年でガイジは本当に消滅しましたね。」
と担任の先生が話したのが印象的でした。
どんなに勇気の必要な授業だったでしょうか?
この生徒さんが、作ってくれた授業が生み出したものは、
この学年の生徒の心に生き続けて行くのだろうと思いました。
本当の支援、理解は人の心の良心から生まれ、
主体的な行動として自然と始まるるのものなのかも知れないですね。
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