井川、初勝利お預け…六回途中リードして降板も逆転負け
【オークランド(米カリフォルニア州)13日(日本時間14日)】ヤンキースの井川慶投手(27)がアスレチックス戦でメジャー2度目の先発。5回1/3を3安打3失点、1点リードの場面で降板したが、救援投手が追いつかれ最後はサヨナラ負け。初勝利はならなかった。
味方に足を引っ張られたが、先発の仕事は果たした。それでも、井川の自己評価は厳しかった。
「あんな投球で白星が欲しいと思わない。ストライクは先行したけど、試合は作れなかった」。アスレチックス相手に5回1/3を、3安打3失点(自責点2)。1本塁打を喫し、3四死球を与えたものの、本人が言うより内容はよかった。
四回先頭、マイク・ピアザ捕手(38)が右翼手の落球で三進。次打者の一ゴロで不運な失点を喫した。六回一死二塁、エリク・チャベス内野手(29)に2ランを浴びたところで降板。「(本塁打は)逆球でした。外角低め直球が、内角高めにいってしまった」
それでも、MAXは94マイル(約151キロ)。ワンバウンドも前回の7球に対し、この日は3球。直球とスライダーは両コーナーを突いた。この投球内容にはジョー・トーリ監督(66)も納得。チームは延長十一回の末に4-5でサヨナラ負けしたが、井川には及第点をつけた。「これ以上は望めない。彼本来の投球だったし、状態もよく安心して見られた」
次回先発は、ニューヨークに戻ってからの18日(日本時間19日)インディアンス戦。3度目の正直で、メジャー初勝利を狙う。
[サンケイスポーツ]
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月15日 17時31分27秒
コメント(0)
|
コメントを書く