Ｔ's　recommend　－僕の「それ魅力！」

こんばんは。昨日の深夜、日本テレビでやっていた「東京ワンダーツアーズ」というドラマを見ました。


（これは放送告知の広告で、12/24付けの新聞です）

この番組は「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「ニューデザインパラダイス」（フジテレビ系）「トリセツ」（テレビ朝日系）などの企画で有名な構成作家小山薫堂氏が仕掛けた、新しい形のドラマです。

このドラマは昨年放送されていた東京ワンダーホテルの続編的なドラマです。
１年間で全４話・季節毎に１話ずつ放送されていた東京ワンダーホテルは、東京に「小さいながらも文化の生まれるホテルを造ろう」と考えた若者たちをドキュメンタリースタイルで描き、いろんな困難を乗り越えてホテル建設にこぎ着けるところまで描きました。
（ドラマは終了しましたが、ドラマの枠を超えてプロジェクトは継続されています。そして今まさに東京の渋谷にホテルが建設中なのです！）

そして現在放送中の「東京ワンダーツアーズ」は“東京ワンダー”シリーズのセカンドシーズンとして開始。主人公の若者たちが「東京という街のコンシェルジュ」となるべく、既成のガイドブックや観光ツアーには載っていないような「特別な場所」を案内しながら東京本来の魅力を満載した“東京観光ツアー”を企画するという、全く新しいサービスを提供する旅行代理店「東京ワンダーツアーズ社」を立ち上げるところから物語が始まりました。

そして昨日放送の第二回で、クリスマスをテーマに東京ワンダーツアーズ社の最初の“小さな”お客様へオリジナルツアーを提供するまでが描かれました。

両ドラマともフィクションとノンフィクションが入り交じっているのが特徴で、ドラマ本編とシームレスなＣＭ（番組途中にドラマ出演者などが物語の内容に沿った提供スポンサーのスペシャル版ＣＭを放送）や、主要キャスト以外に時代の先端を行くクリエーターや料理人、会社の社長や有名人が本人役でライフスタイルに関する最新状況を伝えてくれます。またドラマ内の時間も現実と同じように流れていて、そのプロジェクトの模様は数ヶ月おきの放送と平行して雑誌東京カレンダーで連載もされています。

企画・脚本の小山薫堂氏は昔からこのような実験的なドラマを深夜に放送していました。「上品ドライバー」シリーズ（日産自動車：提供）や「グルメガーディアンズ」（サントリー：提供）などが有名で、ドラマの中に「うんちく」と「スポンサーのＣＭ」をミックスした構成がとても斬新で、昔からよく見ています。

次の「東京ワンダーツアーズ」の放送は来年の2/25（土曜日）の予定。今回見逃した方は、忘れないようにチェックしてみて下さい。