ソーリムウーハーのサラリーマン不動産投資

2020/10/26(月)16:38

恐怖の内覧。「告知事項アリ」のポルターガイスト

不動産投資(135)

​​​​​​​​​​​ちょっと前の話。 家の近くで、戸建てを買ったときのことだ。 契約がおわったあとの歓談中、業者の社長からお誘いをいただいた。 「もう1軒、これから値段をつけるワケあり物件があるけど買わない?」 家を3つ買った直後で、お腹はいっぱい。 あまり気は進まないが、誘われたら見に行くしかない。 約束の日に、現地へ向かう。 場所は、埼玉県某市の山奥。 自宅から車で40分、街から孤立した住宅街にその家はあった。 線引き前・築23年・駐車場2台つき そして、告知事項アリ 母子の2人暮らしだったが、30代の息子が部屋で突然死をしたらしい。 どんよりとした曇り空の、午後2時。 事故物件の、ドアを開けた。 鍵を開けてくれた営業担当は、20代後半と思われるギャル。 「勝手に見てください」と言わんばかりに、スマホをいじってる。 空気を読んで、ボクも自由にあちこち拝見させていただく。 中に入ると、かなりキレイ。 一部の壁紙にペット傷があるものの、新耐震だけあってカッチリしている。 傾きも、もちろんない。 2日ほどかけて直せば、すぐに貸し出せそうだ。 昼間だけど、電気が通っていなくて暗い。 1階をひと通り見て、2階に行こうとした時だった。 階段横の壁に謎の穴が、たくさん空いている・・・ 人為的に開けた、としか思えない穴。 母と子の壮絶な葛藤の末に、できた傷なのだろうか? 人間が力を入れて蹴飛ばさなければ、こんな穴はあかない・・・ いろんな想像をしながら、2階をチェック。 寝室もキレイ。ベランダも問題なし。 最後に、息子の部屋だ。 彼はここで、眠ったまま亡くなった。 ベッドはなかったが、黒いマットレスが、そのまま残置物となっている。 ボクは、特に霊感がある方ではない。 でも、ガランとしたその部屋からは、なんとも言えない寂しさを感じた。 部屋を出ようとした時に、ドアに多数のネジ穴を見つけた。 なんだろう? !? 全身に鳥肌が立った。 そのドアには、​上から下までビッシリと、大量の掛け金錠が取り付けられていた。​ 外界を完全に拒絶しようとする、強い意思を感じる。 次の瞬間 ガタン!! 大きな音がした。 ギャルが驚いて「なんの音ですか!?」と叫ぶ。 さきほどベランダを見たときに、絶対に倒れない角度で置いたはずの雨戸が、倒れていた。 風?そんなわけない。 台風でもなければ、こんな倒れ方はしない・・・ 結局、この家には買い付けを入れたものの、値段が合わず契約にはならなかった。 告知事項アリの、この物件。 内装だけではなく、残った思念も浄化されて再生されることを祈るばかりだ。 ​ 事故物件に住んでみた! [ 森史之助 ]​ 不動産投資ランキング ​​ ​​​​​​​​​​​

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