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WX-1110zの分解


2. WX-1110z の分解方法
分解しないことにはOSインストールができないことが分かったので、とりあえずWX-1110zを分解してみましょう。お約束ですが、
  • 分解するとメーカー保証を受けることができなくなります(中古orジャンクの場合は関係ないか(^^;)。
  • このページを見て分解したことによっていかなる不具合が生じた場合でも当方では責任を持ちません。
以上を了解の上でお読み下さい。;-)
それでは、分解方法です。
  1. 裏面バッテリ格納場所のネジを外し、バッテリを取り外す。
  2. PCMCIA上側スロットカバー固定ネジを外す。ダミーカードも取り外す。念のため電磁ペンも抜いておく。:-)
  3. 上下の筐体を接続するためのネジを5本外す。長さが違うので注意。位置は写真を参照。
  4. LCDヒンジ固定ネジを2本外す。位置は写真を参照。
  5. 以上で、上下筐体を分離することができる。
  6. 適当にこじると上下筐体が分離するが、キーボード用フレキシブルケーブル(2本)と LCD 用フレキシブルケーブル(2本)を切らないように注意。特にキーボード用のケーブルの遊びが少ない(3cmぐらい)ので慎重に!ケーブルコネクタ位置は写真を参照。
  7. LED及びスピーカ用ケーブルを外す。ケーブルコネクタ位置は写真を参照。
  8. キーボード用フレキシブルケーブルを外す。ケーブルコネクタ位置は写真を参照。
  9. LCD用フレキシブルケーブルを外す。ケーブルコネクタ位置は写真を参照。
  10. 以上で上下筐体が完全に分離される。
  11. HDDを取り外す場合は、下部筐体裏面のHDD固定ネジを外し、HDDをやや斜めに持ち上げるとコネクタから素直に外れる。ネジ位置は写真を参照。HDDコネクタ位置は写真を参照。
組み立てるときは基本的に上記の逆の手順でOKです。HDDの固定は下部筐体へのシステムボードの固定も兼ねているので、これを組み立て前に行っておくのが吉でしょう。

分解することにより、HDDを取り出すことができます。さて、OSインストールでもやってみますか...

分解してて思ったのですが、単純な造りにしてコストダウンしようという意図が割と見うけられます。統合チップを使ってるせいもあるんかもしれんけど、システムボードも何だか部品点数が少ないわん。電源周りに力を入れてるみたいやけど...??


WX-1110z裏面ネジ位置 ネジ位置です。
  • 上下の筐体を接続するためのネジが5本あります。右下のネジが短く、真ん中のネジが長いです。その他の3本は同じ長さです。
  • LCDヒンジを固定するためのネジが2本あります。
  • HDD固定ネジが4本あります。目隠しシールが貼ってあります。
WX-1110z システムボード上面
下部筐体に格納されたシステムボード上面です。
  • システムボード左側に上部筐体(LCD)上のLED及びスピーカへのケーブルコネクタがあります。このケーブルを最初に外します(最後に戻します)。
  • システムボード右下にキーボード用のフレキシブルケーブルコネクタが2つあります。ケーブル長が短いので要注意。このケーブルを次に外します(次に戻します)。
  • システムボード中央付近にはLCD用のフレキシブルケーブルコネクタが2つあります。このケーブルを最後に外します(最初に戻します)。
上部筐体(LCD)
上部筐体(LCD)裏のケーブルはこんな感じ。LCD用のフレキシブルケーブル、LED&スピーカ用ケーブル及びキーボード用フレキシブルケーブルがピラピラしてます。
システムボード
システムボードを取り出したところ。モールドされたBGAのチップが AMD Elan SC400 です。あと、RAM(東芝TC51651658)、BIOS用(?)のフラッシュROM(富士通29LV002T)、ビデオチップ(NeoMagic NM2070)、キーボード及びマウスコントローラ(三菱M38802)などを確認しました。謎の SII カスタムチップがいくつか載ってるけど、これは何だか分からん。一番でかいQFPのカスタムチップはFPGAをマスクROM版にしたモノ??


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