WX-1110zのシリアルポート(オマケ付)9. WX-1110z のシリアルポートピン接続を調査(オマケ付 :-) Vine Linux 3.0 を使って CUI ネット端末を作成したこともあり、WX-1110z も同様の端末に仕立て上げようと考えていたところ、Vine Linux 3.1 がリリースされました。カーネルは 2.4.27 になっていますが、おそらく Math Emulation オプションをつけて再構築すれば WX-1110zでも使えるハズ、っちゅうことで早速カーネルの再構築を行いました。WX-1110z への Vine Linux 3.1(カーネル改)についてレポートしたかったんですが、まだ完全に動いていないのでこれはまた次回。 #っていつやねん... (^^; Vine Linux 3.1 を WX-1110z の HDD にインストールするところまではOKでした。っちゅうことは、面倒くさい WX-1110z の分解をまた行ったわけです。(^^; せっかく分解したんやから、っちゅうことで、前から気になってたシリアルポートのピン接続を調査することにしました。 さて、シリアルポートの入出力は大体 RS-232 規格(RS-232C) に準拠してますから、RS-232 用レベルコンバータ IC をコネクタ付近で探せばどのピンにどの入出力が接続されているかが分かりそうです。コネクタ付近を探すとありましたヨ。Maxim社の MAX3241 が載ってました。写真を見ると分かりますが、コネクタピンから表層で 配線がのびてます。最初は目視で追えるか?と思ったのですが、いかんせん寄る年波には勝てず... テスターの助けを借りながら探しました。(^^; 結果はこんな感じです。 でも、この接続図には難点がひとつ。それは、RS-232レベルコンバータ MAX3241 のピンとコネクタピンとの接続しか分からないことです... これではピンが入出力のいずれかであることしか分かりません。まぁ、それでも無いよりはマシな気はしますが... RS-232C のコネクタとしてちゃんと使おうとすると更に MAX3241 のボード側の結線を調べなければなりません。が、今すぐ使おうっちゅうわけではないので、この調査は次回ということにしたいと思います。え、何? 「探偵!ナイトスクープ」の北野誠み たいに中途半端やて?? えらいスイマセン... (^^;; [おまけ] あまり中途半端なのも何なので、WX-1110z を分解後、組み直すときの最大の難関(?)、キーボードフレキシブルケーブルとコネクタの接続方法についてメモしときます。自分でも忘れそうなので... 私も WX-1110z の分解は1年ぐらいやってませんでした。で、HDD に Vine Linux 3.1をインストールして組み直そうとしたところ... いや~ん、ケーブルがコネクタに入らな~い!! (^^; こんなハズでは... 去年はできたのに... と色々やってみましたが、中々うまくいきません。 ケーブル接続を行う場合にも右側のコネクタはケーブル挿入口が手前にあるので簡単です。しかし、難所は左側のコネクタ。ケーブル挿入口が向こう側にある上に、ケーブル長は短いわ、ケーブルに変なクセがついてるわ、で作業しにくいことこの上ありません。これを相手に手前側からピンセットであれこれやってもうまくいきませんでした。そこで登場したのが、「つまようじ君ダブル」です。何のこっちゃ... 要は爪楊枝2本をテープで巻いてジグを作ります。 っちゅうことで、「つまようじ君ダブル」でケー ブルを裏側から押してやってコネクタ挿入口までガイドしてやります。これは案外簡単にできます。コネクタにケーブルが挿入されたら、そのままの状 態でコネクタのロック機構をドライバーかピンセットでしっかりロックします。これでOK。慣 れれば1分かかりません。 [おまけ2] 分解後組み直すような方法で WX-1110z が製造されていたとはとても思えません。こんな工数のかかる手順で組み立てるワケがない。(^^; っちゅうことで、上部筐体の裏をよくよく見るとキーボードを筐体に固定するための爪があることが分かります。つまり、製造時はキーボードケーブルを基板に接続後、キーボード本体を筐体に固定する、っちゅう手順を踏んでるハズです。 で、最終的にどうなってるかというと、キーボード上部にある目隠し板(筐体と同色)によってキーボードが外せないようになっているようです。この目隠し板は接着剤でしっかりと筐体に固定されてます。無理にやると筐体が割れそうなので試してませんが、頑張って目隠し板を外せば面倒な手順無しに内部にアクセスできるかもしれません。 ジャンル別一覧
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