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November 22, 2017
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カテゴリ:Linux
今日は早めで帰宅は18時半過ぎ。

軽量LinuxディストリビューションのSlaxが久しぶりにバージョンアップし、9.2.1となりました。SlackwareベースからDebianベースに変更になったっちゅうことで、64ビット版をLoox M/G30(Atom N450 1.66GHz, メモリ1GB)にインストールすることに。Slax 9.2.1のシステム要件は、

32ビット版:
・i586以降のIntel CPUまたはAMD CPU
・デスクトップ環境で128MB、ブラウザ使用で512MB

64ビット版:
・x86_64なCPU (Atom N450は該当)
・デスクトップ環境で128MB、ブラウザ使用で512MB

っちゅうことなので、Loox M/G30なら余裕のスペック。(^^;

ただ、Slax はライブCD or ライブUSBメモリとしての使用を前提(?)にしてるので、HDDへの導入はちと面倒くさいです。今回は GRUB2 をインストールした別のLinuxディストリビューション(DistroAとします)から Slax を起動することを目指してインストールを進めます。

まずは、HDD上に Slax 用のパーティションを作成します。GParted Liveなんかを使うと楽チンにパーティションを作成することができます。ここでは、/dev/sda7に ext4 フォーマットでパーティションを作成した場合を仮定します。

まず、DistroAを起動して、作成したパーティションにSlax 9.2.1のブートCD or ブートUSBの中身をコピーします。ブートCDが/mnt/cdromにマウントされてるとして、

sudo mkdir /mnt/slax
sudo mount /dev/sda7 /mnt/slax
sudo cp -pr /mnt/cdrom/* /mnt/slax
sudo umount /mnt/slax

のように、/dev/sda7にSlax 9.2.1のブートCDの中身をコピーします。

次に、DistroAのGRUB2の設定ファイル/etc/grub.d/40_customに以下を追加します。

menuentry "Slax 9.2.1" {
set root='(hd0,7)'
linux /slax/boot/vmlinuz from=/slax/ perch root=/dev/sda7
initrd /slax/boot/initrfs.img
}

カーネルオプションのfrom=/slax/ perchが重要で、これが無いとSlax上で行った変更がHDDに反映されません。
perch が無いと素のslaxに戻ってしまうことが判明しました... 今まで何で動いてたんやろう?? (Nov.26,2017)
この後、DistroA上でGRUB2のアップデートを、

sudo update-grub

で実行します。

ここで、リブートすると、GRUB2のエントリに Slax 9.2.1 が追加されてるはずなので、それを選んで Slax 9.2.1 をブートします。

ブート直後のデスクトップ
Slax9.2.1ブート直後

何とも殺風景な見た目が示す通り、できることはほとんどありません。(^^;; 左下のスタートメニューみたいなのを押してみると...

これだけかいな... orz
Slax9.2.1のランチャ初期

それでもこんだけです。現状ではネットワークにすら接続できません。(^^;;

しゃーないので、ネットワークに接続すべく設定します。いきなり無線LANは敷居が高いので(^^)、有線LANでのネットワーク接続を試みます。まずは、有線ネットワークのデバイス名を調べるために、

ifconfig

を実行。一番最初に表示されるデバイスが有線LANデバイス名です(たぶん)。Loox M/G30の場合は、enp4s0やったので、nanoエディタで/etc/network/interfacesを編集します。

nano /etc/network/interfaces

追加するのは、

auto enp4s0
iface enp4s0 inet dhcp

です。ここで、有線LANインターフェースにケーブルを接続し、

ifup enp4s0

とすると、DHCPでネットワークに接続することができます。ついでに、後々、無線LANを使うことを考えて、DHCPのタイムアウト時間を変更しておきます。/etc/dhcp/dhclient.conf中の、

#timeout=60;

timeout=10;

に変更します。

さて、無線LANを使うためにどうするかというと、Debianベースになった強みを最大限に活かします。(^^;; 要はネットワークマネージャをインストールしてしまいます。ここでは、Wicdをインストール。

apt-get update
apt-get install wicd

これで、Wicdがインストールされるので、

wicd-gtk

を実行して、無線LAN接続を済ましてしまいます。自動的に接続しておくように設定すれば、次回以降も自動で無線LAN接続できます。

キーボードレイアウトを日本語にするのには、/etc/default/keyboard中、

XKBMODEL="jp106"
XKBLAYOUT="jp"

と変更します。また、タイムゾーンも日本ではないので、

dpkg-reconfigure tzdata

を実行し、タイムゾーンとして Asia/Tokyo を選びます。

Debianベースのメリットをもっと享受するために、パッケージマネージャもインストールします。ついでに日本語フォントもインストールしときます。

apt-get install synaptic fonts-vlgothic

これで、以後の作業がだいぶ楽にはなるでしょう。

日本語入力については、現在、ハマってるので(^^)、次回に報告できれば、と考えています。

っちゅうことで、今日はここまで。(^^;;

今日できるようになったこと:
・slax 9.2.1のブート
・ネットワーク接続
・キーボードレイアウトとタイムゾーンの日本対応
・日本語表示
・パッケージマネージャ Synaptic の利用
--- 20:55 ---





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Last updated  November 26, 2017 09:39:58 PM
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