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2006/11/08(水)17:50

龍臥亭事件の上下を読破

最近読んだ本(147)

昨日読み終えたこちらの小説。 上下と長いこちらの作品だが、読むのに2日も要してしまった。 それだけ長い作品ではあったが、非常に読みやすい作品でもあった。 概要はこんな感じ。 石岡の元に突然見知らぬ女性が現れる。 彼女は手首を供養するのを手伝って欲しいと言うのだが… 番外編ということもあって、御手洗は外国に行ってしまっていた。 供養先で出会う龍臥亭という建物… 宿を乞う石岡達の前に、突然一人目の殺人事件が起きてしまうのだった。 犯人が見つからないまま、次々と人が死んでいく。 窮地に立たされた石岡は、御手洗に手紙を書く。 そこには一言。「リュウヲコワセ」とだけ書かれていた。 その後もう一度事件の様子を御手洗に送るも 彼は君がやるしかない。頑張れとエールを送ってくれるのみ。 石岡はそうする中で、二つの事件との関連性を見つける。 そして初めて石岡は一人で事件を解決するのだった… 最後の犯人はまさかという気持ちと、やっぱりという気持ちがあった。 今回の事件も一体誰が悪かったのだろう?と考えさせられる作品。 それにしても、事件というものは見方一つで誰が悪人になるのかが180度転換してしまう。30人殺すのは悪いことであるが、殺す経緯を知ると、全くの悪人とも呼べない気もする。 でも、最後に石岡さんが事件を解決し、見事救い出した場面では 良かったと本当にほっとした気分。 実はこの作品を読む前に、短編集である「最後のディナー」を読もうとしたのだが 最初の数行を読んだ所で、龍臥亭事件の名前が出てきたため 急遽読む本を変更したのだが…やはり面白かった。 これで今日は最後のディナーを心おきなく読めそうだ。 番外編だろうか?それとも御手洗さんが出るのだろうか? 今から楽しみである。 アトポスも購入したのだが、装丁が立派だったため 届いたと同時に、本を妹に持っていかれてしまった。 こちらも長編なので、明日にでも読んでみるつもり…

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