生意気日記?

2011/12/29(木)18:11

昨日の読書「ソウルケイジ」誉田哲也

前にご紹介した「ストロベリーナイト」の登場人物がぞろぞろと出てきて懐かしいです 姫川玲子刑事の鋭い勘でかなり解決しますが 今回も手首だけで遺体がない殺人事件です 誉田氏の小説の特徴は登場人物の心の動きを丁寧に書いているのが魅力です 姫川刑事の淡い恋ごころや 嫌いな上司への文句もOLみたいに書いてあります また 今回も実家の近くの多摩川土手などが出てくるので「なるほど」と思えたのです 根底にあるのは 何と強い父性愛なので母性愛は解かるけど なかなか 良かったです 父を亡くした男の子を自分の子供のように可愛がり 一人前の男に育てるのですが これには訳があります(少し暗い過去) 玲子も暗い過去がありますが 過去を断ち切る為に刑事を目指したのです この過去はソウルケイジにも少し出てきますが 忘れられない忌まわしい過去で 両親も少し 引きずっています 井岡と言う刑事も嫌われても姫子にべったり いわば 警察と言う組織の中で普通の女の子になるのが面白い  ソウルケイジでは出世して「姫川班」を率いるのですが 無口な菊田とのすれ違いの恋も 中々実らない お調子モノの井岡に邪魔されながら 菊田に惹かれるけど 真面目すぎてKISSもして来ないので 何と自分からするのは? でも こういう人いますね イライラしてきます そういう事をさらりと書いてるのがイイ しかし 自分を殺して他人になりすますという事実は身寄りのない男の子を父親の目で みて守るのは矛盾してる様ですが 最後には理解できます SoulCajiの題はスティングというロックからの題名だそうですが 私は知りませんでした 作者はロックバンドで活躍した後に 執筆活動に入ったそうです 個人的には「ジウ」の方が好きですが 読んでるうちに夢中で読んでいました 「ジウ」の3部作は 背筋の凍る感じですが 姫川玲子シリーズは気楽に読めます しかし この作品に根底の「父性」は考えると背筋が凍る事実です お馴染みの登場人物もイキイキと書かれています 是非 気軽に読んで下さい ----- Original Message ----- From: > To: ??????@rc-rainbow.co.jp> Sent: Thursday, December 29, 2011 10:57 AM Subject: [***Spam***](Default) 29日の日記

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