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カテゴリ:交通
出雲崎町の「天領の里」からすぐ近くには、国道352号線に懸かる「出雲崎夕日ライン橋」がある。
橋名板には「いずもざきゆうひラインきょう」と記載されている。 橋名板は、橋の名前を刻んだプレートのことであるが、路線(道路)の起点側に「漢字表記」の橋名板を取付け、路線の終点側に「ひらがな表記」の橋名板を取付けることになっている。 これは、江戸時代からの慣習であり、橋を含む土木工事の標準仕様書に記載されている。 両岸を結ぶ橋は、人や車両のみならず「ライフライン」と呼ばれる我々の生活に欠かすことができない「線や管」も付設されている。橋の長さの長短はあるにしても、人々の「夢」や希望の「架け橋」となる場合がある。 新しい橋の竣工式には、必ず地元の方が歩いて橋を渡る「渡り初め」が行われる。 新しい橋の名前の付け方は、多くの場合は地名である。 また、市町村名から名前を付けられることも多い。 出雲崎夕日ライン橋の「夕日ライン橋」の由来がよく判らない。 日本海夕日ラインは、山形県境から始まり国道7,345、113、402、352号線および8号線であり、糸魚川(親不知、市振)の富山県境までの海岸線を走る道路を指す。全長337kmにも及ぶ(新潟市内の市道を含む)。 その中核を成すのは越後七浦シーサイドライン(国道402号線)の角田浜~寺泊間である。 主として夏場の「観光道路」で、山あり、奇岩が有る風光明媚な海岸道路として知られる。 従って、「夕日ライン橋」と名前を付けたのは「観光客」向けの名前であろうと思慮される。 出雲崎夕日ライン橋の下は日本海で、橋の脇には入り江が有り、小型の漁船が多く並んでいる。 沖合の漁場に向かう、あるいは帰ってくる漁船が、この橋の下を通過する。 出雲崎港には魚の競り市場が有り、昔から出雲崎の魚は美味しいと近在では評判であり、魚の「浜焼き」は名物となっている。 子供の頃は、魚の行商人をよく見かけたものである。 この橋から見る夕日が、特に美しいわけでもなく、「名は体を表す」のごとく「名物」にしたいという表れであろうと思われる。しかし現状は、多くの方が天領の里にある「夕凪の橋」に注目し訪れている。 約200m離れた、この「夕日ライン橋」を多くの観光客は、ただ単に道路の一部として見ているらしい。 地元の方には申し訳ないが、名前が泣いている、と感じる。 撮影 2010年09月25日18時12分 1/6 F5.0 ISO6400 国道352号線 出雲崎夕日ライン橋 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.27 19:00:21
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