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2014.09.23
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カテゴリ:自然環境
昨日、雲の多い空の下、バイクに乗り撮影行に赴いた。
自宅を出て、休憩のため道の駅「R290とちお」に立ち寄る。
国道290号線を長岡市栃尾(旧栃尾市)から長く緩い登り坂を経て魚沼市(旧守門村)に向かう。
途中の石峠トンネルを抜けると魚沼市となり、山間の狭い中を西川が流れ、その脇を国道290号線が通る。
人家が建ち並ぶ道路から少し離れると、田園風景となりコンバインによる稲刈りが盛んに行われている。
西川や破間川の河川に向かってなだらかな斜面になっていることから圃場は段々となり、それぞれの面積は小さい。

道路脇の空き地に簡単な「はざ木」を見つけた。
はざ木とは刈り取った稲を天日干しにする仕掛けのこと。
刈り取った稲は多くの水分や養分を含み、重い。
刈った2束ないし3束分をわらで一束にして真ん中で分け、はざ木に架ける。
水分を減らし養分を穂に蓄積させるために根に近い方を上にして干す。
手間と労力を必要とするが、費用は掛からない先人の知恵である。
現在は、機械乾燥が主流で水分は17%程度まで落とすが、養分は刈取り時のままである。
さらに、昼夜の温度差が旨い魚沼産米の必要条件とされてきたが、近年その温度差も僅少。
高級ブランド米とされる魚沼コシヒカリといえど、これでは旨くはならない。

国道290号線を直進すると、魚沼市渋川で国道252号線に出る。
国道252号線は、県内を通る幹線国道を結ぶ支線道路の一つで、柏崎市内が西端となり長岡市、十日町市、魚沼市、六十里越トンネルを経て福島県只見町に通じる。
新潟県から福島県に向かう夏場走行可能なルートは4本であるが、雪の為に冬期は閉鎖されるうちの1本である。
渋川交差点を左折する。
再び登り坂となり長いスノージェットを通過し、魚沼市大栃山(旧入広瀬村)にある道の駅「いりひろせ」に向かう。

道の駅「いりひろせ」は国道252号線脇にある「鏡ヶ池」の畔に位置し、レストランや特産物販売所がある。
旧入広瀬村は、守門岳や浅草岳を有し山菜が豊富な地域として知られている。
夏場の同国道は、越後から福島県只見町の田子倉ダム湖畔、尾瀬の入口に当たる檜枝岐村、会津若松市等に向かう最も近いルートである。
また、秘境路線として知られているJR只見線が通っており、秋の紅葉シーズンは多くの観光客が乗車する。
最寄りの駅は、JR只見線の上条駅または入広瀬駅であるが、徒歩ではいずれも30分を要する。

鏡ヶ池の畔には金色の女神像が設置されている
同像の足下には説明文が刻印されているが、観光客向けで由来は不明に近い。
冬場の積雪は4mを超えることもある。

遅い昼食後、国道252号線を戻り、国道17号線が通る小出(こいで)に向かう。

 撮影 2014年09月22日13時12分 1/100 F9.0 ISO125
    魚沼市大栃山 鏡ヶ池
鏡ヶ池   2014.09.22



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Last updated  2014.09.23 18:42:41
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