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カテゴリ:思ったこと
大切なのはタッチ(筆致)なのですね。
最近展覧会に行ってて、気づいたこと。 展覧会に行くともちろんオリジナルの作品が会場内にあり、出口を出たところには絵はがきやポスター、額絵、額入りの高級複製画が売られています。 本物の絵が何千万円、何億とするのに対し、(エルミタージュのコレクションなどはもう市場に出ないと思われますが)これらの複製画は数百円から数万円で売られています。 絵はがきやポスターは大きさも質感も違いますが、高級複製画だと絵の具の盛り上がり方まで本物そっくりに仕上げてあるものもあるそうです。 これらとオリジナルでは何が違うのでしょうか? 東洋では本物には本物の気が宿るという言い方をしますね。 タッチ(筆致)というのは筆の運びだけではなくて筆に乗せられた作者のエネルギーをいうのでしょうか。 それを感じるセンサーが私たちの中にあってそれが私たちを美しい本物の芸術へと惹きつけるのでしょうか? ではゴッホは?モジリアニは? 彼らは理解されるには時間を要しました。 それに対する答えは思いつきません。 ただ「ものの目利きになるには沢山の本物を見ることだ」 とよくいわれますね。 僕が展覧会に行くのは本物とは何か? その問いに対する答えが得られるように思えるからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.26 05:34:13
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