ヨガ実習のガイドヨガ実習のガイドヨガをするにあたり、注意点と心構えをまとめました。 ・1 お腹の状態・体調について ・2 服装について ・3 動き・姿勢について ・4 三密の行をする ・5 陰陽のバランス ・6 生活全体をヨガにする ・7 ヨガ呼吸法の原則 1 お腹の状態・体調 「ヨガレッスンの手引き1 お腹の状態。体調について」 (1)ヨガをする時は、食後2時間は経ってからしましょう。 (2)トイレを済ましてからしましょう。 (3)熱がある時、体調がすぐれないとき、ひどく疲れているときなどはヨガをするより、 休息、睡眠のほうを優先して下さい。 2 服装 「ヨガレッスンの手引き2 服装など。」 ヨガは、動きやすい服装でしましょう。 ヨガの動きに邪魔になるアクセサリーや、 体を締め付けるもの等は外して行いましょう。 (怪我の保護のサポーター等はそのままで。) 3 動き・姿勢 「ヨガレッスンの手引き3 動き、姿勢について。」 勢いや反動を使った動きはしないで、ゆっくりとポーズをとるようにして下さい。 関節や筋肉の伸びの可動域をわきまえ、無理をしないでください。 左右のポーズがあるものは、必ず両方行なうようにしましょう。 ”気持ちいいから、痛快まで”の範囲を味わいコントロールして下さい。 楽に呼吸できる姿勢、動きを続けていくことで、 最初は息が続かない姿勢・動きがいつのまにか 出来るようになります。 ポーズの完成を急ぐのでなく、 ご自分の心身の変化の過程(成長)を楽しむ。 それもヨガの楽しみです。 ヨガはご自分自身の”行”です。 他人に対して競争心や優越、劣等感などの考え・感情は持たないで下さい。 すごいポーズの出来る人=すごい立派な人ではありません。 4 三密の行 「ヨガレッスンの手引き4 三密の行。」 身・口・意(しん・く・い)の一致が、ヨガの根本原則です。 身=体、ヨガポーズ・姿勢。 口=呼吸・言葉(マントラ)。 意=心・意識。 この3つの要素をつねに一致させヨガを行ないましょう。 5 陰陽のバランス 「ヨガレッスンの手引き5 陰陽のバランス。」 ひとつのヨガポーズ(アーサナ)や連動するヨガポーズ(ヴィンヤーサ)のひと区切り、 ヨガ呼吸法(プラーナーヤーマ)の実習をしたら、 くつろぎのポーズ(シャバアーサナ)をしてくつろいで下さい。 動くときは充分動き、休むときは充分リラックスして、効果を心身に染み渡らせてください。 その活動(陽)と休息(陰)の幅を広げることが、 ご自分の命の働きの幅をつなげることになります。 6 生活全体をヨガにする。 「ヨガレッスンの手引き6 生活全体をヨガにする。 (ヨガの8支則のヤマ・ニヤマ) 健康的な習慣を身につけましょう。 健康的な考え・言葉・心で生活しましょう。 例えばヤマ(禁戒)のひとつに非暴力(アヒムサー)という原則があります。 これを自分だけに当てはめても暴飲暴食は、自分の体にとっての暴力です。 乱暴な言葉を使うのは、相手を殴ったりしなくても、心理的暴力になります。 ”結び”調和がヨガの語源です。 自分を高めるもの、高めることに繋がって調和する生活をして下さい。 そして各自の生活の中にヨガアーサナ・呼吸法をする時間を組み込み、続けてください。 7 ヨガ呼吸法の原則。 「ヨガレッスンの手引き7 ヨガ呼吸法の原則」 基本となる呼吸法の約束から説明します。 本格的に呼吸法を練習するときは、 (1)疲れすぎているとき、体調が悪いときはやめましょう。 (2)食後すぐは避けて下さい。2時間後ぐらいから。 *息を整える調息的な呼吸法を、クンバカ(止息)無しでするのであれば、1時間後ぐらいからできます。 (3)なるべく空気のきれいな静かなところで、心を落ち着けて行ないましょう。 準備段階で姿勢を整え、息を吐いてからレッスンを始めます。 (4)原則としてヨガは鼻から息を吸い、鼻から息を吐きます。 このサイトでは、入門的段階として 口から息をコントロールして出す方法も取り入れていますが、 このときも鼻から息を吸います。 (5)力まず、リラックスして行います。 自然に呼吸が深くなるようにして下さい。 無理に呼吸を長くするのは止めましょう。 ゆったり、ゆっくりとした呼吸を心がけ、呼吸と内部に意識を向けましょう。 (6)行なっていて息苦しい、気分がよくない状態になるときはすぐに練習を中止してください。 (7)吸息:止息(保留息):呼息の理想とする割合は、”1:4:2”ですが、 始めは息を止める止息(クンバカ)は抜いて、 苦しくない無理のない割合で、呼吸して下さい。 このサイトで 紹介しているヨガは、 自分の経験実践の中で得たやり方を紹介しています。 ヨガの経験ある方、また現在ヨガを習っている方は、 その流派・先生により違う方法、考えがでてくると思います。 その場合自分の師・流派の考え・方法に照らし合わせ、 こういうやり方もあると参考にしてくれれば幸いです。 また経験がない方が、自習するにあたっても、 基準となるやり方を身につけるのが重要です。 ぜひ良いご自分にあった先生、教室に行かれ習われ、 ヨガを身につけられることをお勧めします。 |