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2013/10/03
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カテゴリ:blogヨガ講座
3 ハタヨーガプラディーピカーの続き
ノート

3-3 浄化法

 ハタヨーガプラディーピカーでは体の浄化法として6つのことを書いています。
これはインド医学のアーユルヴェーダと関係があるようですので
詳しくはそちらを学ぶと良いと思います。

 1)ダーウティ:細い布を飲みこみ、胃を洗浄

 2)ヴァスティ:水の中で肛門から水を吸い上げ腸を洗浄

 3)ネーティ:鼻から入れた紐を口から出し鼻腔を洗浄

 4)トラータカ:まばたきしないで一点を凝視、涙で目を浄化

 5)ナーウリ:腹直筋のコントロール体操、お腹の神経叢の浄化

 6)カーパラバディ:ふいごの呼吸:気道、肺の浄化

* 具体的なこれら浄化法の資料として
「ヨーガセラピー」
スワミ・スヴァラヤーナンダ著 山田久仁子訳
春秋社刊 第4章をおすすめします。写真つきで載っています




sun.gif

3-3 プラーナヤーマ
ハタヨーガプラディーピカーでは具体的な呼吸法が説明されます。

 1)スーリヤベーダナ
 太陽を意味する右の鼻の穴から息を吸い、
 左の鼻(月)の穴から息を吐きます。 

 2)ウジャーイー
 両鼻から息を吸い気道から音をたて、左の鼻(月)の穴から息を吐きます。

 3)シートカーリー
 上下の唇の間に舌をあてシーという音で息を吸い(口から)
 両鼻から息を吐く。

 4)シータリー
 舌を丸めて口から突き出し、息を吸い、
 両鼻から息を吐きます。

 5)バストリカー
 両方の鼻の穴を使い、息を力強く、吸い吐くを繰り返す。
 (ふいごの呼吸)

 6)ブラーマリー
 息を吸うとき、吐くときに、
 蜂の羽音のような”ブーン”という音を出す。

 7)ムールチャー
 両鼻から息を吸った後、両手で顔をおおうようにし、親指で耳、人差し指で目、
 中指、薬指で鼻、小指で口を抑える。
 ジャーランダラバンダ(喉のひきしめ)をしながら
 鼻を抑えた指をゆるめ、ゆっくり息を鼻の穴から出す。

 8)ブラーヴィーニー
 プラーナを胸に満たす呼吸法。この呼吸に熟達すると、水に浮き歩くことも出来ると言
う。


sun.gif


3-4 ムドラー

さらに身体コントロールをしていくため
ハタヨーガプラディーピカーではムドラー(印)、バンダ(束縛)という
特殊なポーズ、締めつけ技法を説明しています。
エネルギーの流れ(プラーナやクンダリニー)を方向転換したり
流れの量をコントロールする水門(ゲート)の役割をする特殊な姿勢です。

 1)マハームドラー
 ジャーヌシルシアサナとバンダ技法の組み合わせ。
 踵でムーラダーラチャクラを刺激、のどの引き締め(ジャーランダラバンダ) 
 肛門会陰部の引き締め(ムーラバンダ)をする。

 2)マハーバンダムドラー
 アルダパドマーアサナとの組み合わせ
 3)マハーヴェーダムドラー
 2の姿勢で両手を床につけ体を持ち上げる。
 ハンドスタンド。

 4)ケーチャリームドラー
 舌を上アゴの鼻へと続く空間(頭蓋腔)へ挿入する。
 5)ウッディヤーナバンダ
 おなかの引き締め(引き上げ
 エネルギーを引き上げる。

 6)ムーラバンダ
 肛門、会陰部の引き締め
 7)ジャーランダラバンダ
 のどの引き締め
 首を通るエネルギーをコントロール

 5)~7)を合わせて行うことを”バンダトラヤ”(3つのバンダ)といいます。
 この3つの重要なバンダの名前はよく出てきますので、覚えておいてください。

 8)ヴィバリータカラニー
 腰を抑えたくの字の肩立ちのポーズ。

 以上がヨガ教室で教える人が知っておきたいムドラーです



3-5 ラージャヨガ

 ハタヨーガプラディーピカーは始めに、こうハタヨガを規定しています。


 「ハタヨガは高遠なラージャヨガに登らんとするものにとって、
 すばらしい階段に相当する。」
 ハタヨーガプラディーピカー 1・1

 ラージャヨガとは、哲学・瞑想的なヨガ(古典ヨガ)のことです。
 そのために心身のメソッドを突き詰めていくのが、ハタヨガの役割と宣言しているのです。
 そして終わりの章をまとめるとこうなります。

 「ヨーギーにして、そのシャクティ(クンダリニー)の覚醒が起こり、すべての業作を
 捨て去ったならば、彼にはおのずから忘我の状態が発現する。」
 ハタヨーガプラディーピカー 4・11

 さまざまなヨガアサナ、プラーナヤーマ、ムドラーを習得し
 身体エネルギーであるクンダリニーを覚醒しコントロールしていくこと、
 肉体面から入る瞑想状態がハタヨガの三昧(サーマディ)であると言っています。

 ハタヨガとは、サーマディ状態に到るため、肉体的操作を極め、
 眠れるエネルギー”クンダリニー”を操るヨガなのです。

3-6 まとめ

 ハタヨーガプラディーピカーは、
ポーズとしての、ヨガアサナやムドラー、バンダ
具体的な呼吸法としてのプラーナヤーマを示し、
生体エネルギーコントロール法(クンダリニー法)を記述した
身体のヨガ(ハタヨガ)のテキスト(教典)です。

 ハタヨーガプラディーピカーの示す、
ヨガポーズに焦点を当てたのが 現代のハタヨガで、
エネルギーコントロールに焦点を当てたのが、
現代のクンダリニーヨガということになります。
(クンダリニーヨガを別名ラヤヨガとも呼びます。)








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最終更新日  2013/10/03 08:36:54 AM
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