西式健康法とヨガ(2)
金魚運動 金魚運動は魚が泳ぐように、体を細かく横揺らしする健康体操で、 正式名は”金魚式脊柱整正法”です。 効果は、 1・背骨の左右亜脱臼をなおし、神経の左右差を整える。 2・腸管に刺激を与え、腸の働きを正常化、促進する。 やり方:仰向けに体を真っ直ぐにして寝て、首の後ろに手を組み両肘は開きます。 アキレス腱は伸ばし足首を立てましょう。 腰を左右にゆすり、その振動を頭や足に伝えます。 時間は1~2分。 応用変化としては ・うつ伏せでやる伏臥金魚 ・両膝を立て左右に交互に倒す、膝立金魚 があります。 人にやってあげる時は、足元に立ち、相手の足を持ち上げ左右に揺すります。 また幼児にするときは、足ではなく腰に手を添え行ないます。 人にやるときは相手の具合を聞きながら、様子を見ながら行ないましょう。 (左右の振動の伝わり方で、左右の体の硬さを見る。または足を持ち上げる高さを変化させ どの角度が気持ち良いか聞くなど。)毛管運動 毛管運動は仰向けになり、両手両足を垂直に上げ細かく振動する、 西式健康体操です。 (正式には首の後ろに、青竹踏みのような硬い枕を置きます。) これも1~2分行ないます。 効果は、全身の毛細血管から心臓へと血液を循環させ、血行をよくし、 栄養と酸素を巡らせます。 内臓と循環器の病気によい運動です。 また手足の傷の治りを速くし、足の不調を治します。 応用として手先、足先で丸く円を書くように、手首足首を動かしたり、 股関節と肩を動かし、手足は真っ直ぐのまま”馬”の字を書く運動をします。 西式健康法の一部は現代では、武道の準備運動や、日本ヨガのウォーミングアップやリラクゼーション法として活用されています。資料:原本・西式健康読本 (農文協) 医薬にたよらない健康法 (農文協)