Soul Deep / 71-85-91...?

2006/01/10(火)18:54

英雄夢語り

 俺は以前「虎の威を借る狐」を「虎の衣を借る狐」だと思っていたことがある。意味は理解していたが字を間違っていたと言う例。通じちゃうモンでな、コレが。「虎の衣を狩る狐」だとかなり凄い狐と言うことになる。こういう間違いをしてたヤツもいるだろうな。俺の方がマシだ。  先週生まれて初めてユニクロで買い物をした。あそこはカラフルな靴下が手に入って良い。黒や白の靴下なんか退屈だけど、スニーカーソックス以外でなかなか売ってないんだよな。さすがに若くないから、この季節スニーカーソックスはキツいんで。  ポールとボウイの話はまだ続く。  この二人の共通点は「空気を読まない」と言うことだ。読めないのか、読まないのかは解らないが、とりあえず結果として読んでいないのは間違いない。  ポールがチャリティーコンサートと言うと「なるようになれ」と投げやりな歌を歌うのは有名な話で、「あの人は何を考えているのか」というのが世間の評判であった。だが、英国のミュージシャンは多かれ少なかれそういう傾向を持っているのだ。それが解ったのが例の女王在位何周年だかってライヴで、オジー&アイオミは「偏執狂の歌」、レイ・デイヴィスは「オカマの歌」、よりによって女王の名を冠すバンドは「母に殺人を打ち明ける歌」を女王の前でブチまけるのである。そしてトリに登場したポールはいきなり「女王陛下はかわいい娘」などと軽口を叩くのだ。  さて、ボウイだが、この人は「とりあえず"Heroes"を歌っとけば場が収まる」と思っている傾向にあり、どこに行っても必ずコレを歌い、そしてその瞬間自身こそが「Hero」になってしまうのだ。Just For One Day。  一番凄かったのがフレディの追悼ライヴ。そりゃあロバート・プラントだってThank Youの一節を歌ったりしたが、ボウイは凄い。まずはアニー・レノックスとのデュエットでUnder Pressure。持ち歌だが、まあクィーンの曲だ。全く問題はない(余談だが、これが近年のゲイルとのデュエットのプロトタイプだよね)。さて、アニーが下がって代わりに登場するのはミック・ロンスン&イアン・ハンター!!。このメンツで曲は当然All The Young Dudes・・・ってクィーンとの関係は!?なんだなんだと思ってるうちにそのまま続いて"Heroes"である。お~い!全員置いてきぼり。だがヒーローはボウイだ。Just For One Day。勿論、この曲をフレディに捧げればすべては丸く収まるのである。恐るべし、ボウイ。Just For One Dayなんて生易しいモンじゃない。それこそ「I Can Be hero, All Day and All of The Night!」って感じで、Baby I Feel Goodじゃっじゃっじゃじゃっじゃっ、って感じなのでもう何がなんだか解りません。  

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