Soul Deep / 71-85-91...?

2006/05/15(月)21:51

Man's Crisis of Identity in the Latter Half of the 20th Century

Monty Python(22)

 本来医者になる筈だったグレアムが医者を演じるのは素晴らしい説得力があるが、いつもこの人の「完璧なキチガイ医師ぶり」を見ると「こいつが医者じゃなくて良かったな」と思う。ちなみにジョーンズのおばさんぶりも完璧だが彼の大学での専攻がおばさんであったワケではない。  「猫様悩ませ隊」(字幕では「猫混乱隊」で、この方が正しい訳だがやっぱりこっちがいい)のくだらなさはやっぱり絶品で、一部で言われるスノッブな笑いとは対極だよな。それにしても彼らのやってる事がと猫に興味を持たせる事に関係があるとはとても思えない。ひたすら馬鹿馬鹿しいだけで面白いワケでさえ無いのが面白い。  極端に言い訳のヘタな密輸犯のスケッチ(これも大好き)のあとのアヒルとトカゲと猫の討論会~通りの人のインタビューには、うすらぼんやりのペリンと怒鳴り散らしているクリースが出て来るが、この二人をあわせると後のガンビーになりそうな気がする。この流れに出て来る麻薬捜査のスケッチはまあ、英国のロック界でよくあった事件を間抜けに書いたんだろうなあ、って感じ。  クリースの「嫌な面接官」、ってーかコレは面接じゃなくて嫌がらせしてるだけだな。おねむちゃ~ん、って・・・。しかしこの人はコンコルドの時もそうだったけど日本語っぽい擬音を言うよね。普通に「リンリンリン・・・」だもんね。ともかく無茶苦茶嫌な気分になれるスケッチだ。オチ方が普通なのがちょっと残念だけど。  「強盗を装った百科事典のセールスマン」は普通の「入れ替え」パターンだが楽しい。失敗例二つのくだらなさも良い。  ってーか、どうやらこの回はあんまり印象に残ってなかったみたいだな。全般に小粒だし(でもやっぱり好き)。

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