2008/02/11(月)01:58
今日の一枚 (Groove Finderブログ No.399)
Fantastic Johnny C。ノーザンソウル。ノリのいいアルバムです。
Soul、Brazilが続いたんで、明日はJazzの予定。
【No.399】
・Fantastic Johnny C:Boogaloo Down The Broadway (1968)
ソウルファンを除いて一般には知られていないと思いますが、ノーザンソウルの人気盤として知られる作品。本作は、98年にボーナストラックが2曲追加された形でCD化されてます。ファンキーで楽しいソウルですね。今の若い人が聴くと少し地味なアルバムに聴こえるでしょうけど、個人的には本作で聴ける乾いた感じのタイトなサウンドは、かなり好みです。有名なBen E.. Kingの「Stand By Me」、Joe Haywoodの「Warm & Tender Love」(【No.153】に収録)、Wilson Pickett【No.346】で有名な「Land Of 1000 Dances」「Barefootin」等カバーが非常に多いですが、良い出来だと思いますし、全体としてもバランスのいいアルバムです。「Warm & Tender Love」は好きな曲なんですよね。割とキレイな声質の人なんで、一聴すると軽い印象を受けますが、よく聴くと深みのある歌です。少しJackie Wilson【No.35,178】に似ているといったら褒めすぎか・・・。タイトル曲は中々ですし、「Land Of 1000 Dances」もオリジナルの骨太さ・迫力はないものの、跳ねるようなファンキーなドラムが軽快で気に入ってます。「Barefootin'」も同様に良い出来。「New Love」も好きな曲ですね。レアグルーヴ的にはボーナストラックの「Hitch It To The Horse」がオススメ。キレのある演奏で、ドラムがカッコいいですよ。本作では一番好きかも。Towerで試聴できます。輸入盤で入手できると思いますが、古いCDですので、気に入った方は早めに買っておきましょう。写真はCDのものでオリジナルLPとは異なります。