Groove Finder

2007/11/19(月)22:30

今日の一枚 (Groove Finderブログ No.428)

Jazz・Jazz Funk・Jazz Rock・Fusion(253)

Marcin Wasilewski。ポーランドのピアノトリオ。ECMレーベル。若手の中でもイチオシです。 元Simple Acoustic Trioのメンバーによる作品。 【No.428】  ・Wasilewski/Kurkiewicz/Miskiewicz:Trio (2005) ポーランドのピアノトリオであるSimple Acoustic Trioの3人が、ECMからグループ名を変えて発表したピアノトリオ作品。Simple Acoustic Trioは、「Habanera」(2000)等が日本でも話題になったので、ご存知な方も多いと思います。その作風から、ECMからのリリースというのは、自然な流れだなと思いました。メロディアスで透明感のあるピアノトリオ作品ですので、本ブログで紹介した同レーベルのTord Gustavsen【No.426】やBobo Stenson【No.410】が好きな人はチェックして損はないと思います(というか要チェックです)。実質的に「Habanera」から4年以上の間を置いて録音された作品ですので、S.A.T.時代に比べスケールが大きくなった印象。サウンドもECMのレーベルイメージにピッタリですね。アルバム前半における美しい旋律とサウンド、静寂さが印象的ですが、後半の即興的でスリリングな曲など硬派な面も聴かせてくれます。Marcin Wasilewskiのピアノは相変わらず良いですが、Michal Miskiewiczの多彩なドラミングも聴き所でカッコいいですね。殆どがオリジナル曲で、Bjork「Hyperballad」のカバーが入っているあたりも、新世代という感じで好印象。オリジナル曲も良い出来です。HMV等で全曲試聴できますので曲毎の紹介は省略。アルバムトップから「Sister's Song」までの流れが個人的には凄く気に入っています。Trioというタイトルにも、彼等の自信・決意が込められていると感じますね。ジャズピアノが好きな人にはオススメです。この人達も若手(当時全員が20代)なので、今後の活躍に期待です。

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