2007/11/20(火)22:45
今日の一枚 (Groove Finderブログ No.429)
Jack Wikson。ジャズピアノ。Roy Ayersが参加したQuartetでの作品。オススメです。
【No.429】
・The Jack Wilson Quartet:Ramblin' (1966)
Jack Wilsonはジャズピアニストで、Blue Noteにも作品を残しており、ジャズピアノが好きな人には知られている存在。特にBlue Noteの「Easterly Winds」が代表作とされており、私も好きな作品ですが、レアグルーヴやクラブジャズシーンでも有名なRoy Ayersをフィーチャーした本作も大好きな作品です。調べたところジャズDJにも人気のアルバムらしいですが納得の内容。この作品は、Jack WilsonとRoy Ayersという組み合わせとジャケで購入したもの。なんとも味のあるジャケですよね。本作は、Roy AyersとのQuartet編成での作品で、サウンドもカッコいいですし、選曲も多彩で楽しい作品です。いきなりOrnette Coleman「Ramblin'」で始まり、定番の「Stolen Moments」と続きます。「Ramblin'」がファンキーな仕上がりでカッコいいですが、個人的には、J.J. Johnsonの「Kilo」、John Coltrane「Impressions」がアップテンポのグルーヴィーなナンバーで大好きですね。定番の「The Sandpiper」もPt.1からPt.3まで色々アレンジを変えて聴かせてくれます(この曲は映画「The Sandpiper」のテーマ曲で「The Shadow Of Your Smile」です。念のため)。 Vibeがイイ雰囲気を出してますし、リリカルなピアノも気に入っています。Lee Morgan「Sidewinder」もファンキーで良い出来。この曲はRoy Ayersがノリのいい演奏を聴かせてくれます。ラストのジャズ・ボッサ Clare Fischerの「Pensativa」も軽快なグルーヴとオシャレな雰囲気がお気に入りのナンバー。ジャズファンク時代とは一味違うRoy AyersのVibeが良いですし、Jack Wilsonの色んな面が聴けるという点でも気に入っている作品です。現在入手できるのは、本作と「Easterly Winds」のみ。まずは定番の「Easterly Winds」と言いたいところですが、Vibeが好きな人には本作をオススメします。