Groove Finder

2008/01/04(金)22:17

今日の一枚 (Groove Finderブログ No.467)

Soul・Funk・Blues(185)

Bill Brandon。ディープソウル。Soulscapeの編集盤。イチオシです。 【No.467】  ・Bill Brandon:On The Rainbow Road (2007) 以前紹介したTony Borders【No.391】と共に、Grapevine傘下のSoulscapeから昨年リイシューされた編集盤。Bill Brandonは、ソウルファンの間では有名なシンガーで、過去に77年のPreludeでのアルバムが日本盤で発売されてますし、UK Kentのコンピ「Hotlanta Soul」シリーズ(これもオススメなコンピです)等でも聴くことができたのですが、ここまでまとまった形でCD化されたのは初めてだと思います。67年から76年の音源を24曲収録しており(77年の唯一のアルバムは収録されていません)、South Camp、Tower、Quinvy、Moonsongなどに残されたシングル曲を集め、未発表曲も追加という凄い一枚。マスル・ショールズ録音、Sam Dees絡みのMoonsong時代を含んでいます。Sam Deesは、特に60年代後半から70年代にシンガー・ライターとして活躍した重要人物。本作でもSam Deesの曲の良さは光っていますね。Moonsongの音源に関しては、先の「Hotlanta Soul」とダブりがありますけど、一度に聴けるのは嬉しいですし、他のレーベルも含めた徹底ぶりは流石Grapevineと思わされます。この人も歌が上手いですよね~。Tony Bordersと共に昨年のソウル系リイシューでは印象に残っているCDの一つ。HMVで全曲試聴可能なので詳細は省略しますが、サザン・ディープソウル系の曲以外にも、キャッチーな「Whatever I Am, I'm Yours」やCD後半で聴けるモダンテイストな曲も魅力的で、多彩なソウルが楽しめる内容になってます。音質がもう少し良ければと思ったりしますけど、それは贅沢か・・・。

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