Groove Finder

2008/01/19(土)20:03

今日の一枚 (Groove Finderブログ No.479)

Soul・Funk・Blues(185)

Jerry Butler。60年代後半のフィリーソウル。イチオシです。お気に入り。 【No.479】  ・Jerry Butler:The Philadelphia Sessions (2001, Rec.1968,1969) 元ImpressionsのJerry Butler。本作はフィリーソウルの最盛期である70年代を支えたKenny Gamble、Leon Huff(ギャンブル=ハフ) の下で作り上げられた2枚のアルバム「The Ice Man Cometh」(1968)と「Ice On Ice」(1969)にボーナストラック3曲を加えた編集盤。25曲収録。日本で人気の高いフィリーソウルは一般的には70年代の作品群だと思いますが、60年代後半(後のフィリーサウンドを確立しつつあった時期)も凄く好きです。この2枚もそういった作品で、60年代ソウルの熱さとフィリーの流麗なサウンドが絶妙にミックスされた傑作だと思います。ギャンブル&ハフの初期のヒット曲「Hey, Western Union Man」「Only The Strong Survive」等を収録していますが、流石にどの曲も良い出来です。バックのストリングス・女性コーラス等といったアレンジも程よい感じ。でも一番の聴き所はJerry Butlerの歌でしょうね。上手いのはモチロンですが、声質が素晴らしい。ゆったりとした雰囲気があって、アルバムを聴いていると穏やかな気分になりますね。HMV等で試聴可能。リズムセクションもタイトで良いです。Jerry Butlerはベスト盤も出てますが、この2作品からの曲は少ないでしょうし、ソウルが好きな人はアルバムで聴くことをオススメします。

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