読書の秋
このひと月余り、読書の秋との事で、結構沢山の本を読みました。まずは、今話題の大河ドラマより、「竜馬がいく」全8巻 司馬遼太郎かなりインパクトのある内容です。書かれたのは、私が生まれる前ですが、不朽の名作は、いつ読んでも面白い。この本を読んで、どれだけの人が人生を変えたのでしょうね。「竜馬がいく」はちょうど高度成長期の頃、産経新聞に連載されていたとの事。日本のビジネスマンはこの物語を読みながら、仕事の励んでいたのかと、逞しい思いがしました。。。今、幕末が流行るといいうのは、日本の未来は明るい?「世に棲む日日」全4巻 司馬遼太郎こちらは、吉田松陰から高杉晋作の物語。かなりむちゃくちゃな性格の二人でしたが、こういう人物がいて維新がスタートしたのかと、納得。世の中を変えるには、むちゃな人間も必要なのですね。。。と思いつつも、晋作の自由な生き方は、かなりお気に入りなのです。竜馬伝の晋作もかっこいいですものね。。。「1Q84」 村上春樹この秋に読んだのは、book3。発売と共にすぐに購入していたのですが、読む時間が取れずにやっと読めました。村上春樹特有の、不思議な世界の物語でしたが、いくつになっても、村上春樹は青春の物語が書けるのだなと思いました。あと、以前に「アンダーグラウンド」という、地下鉄サリン事件の取材を本にされていましたが、その時の経験が反映されているなと。新興宗教の問題は、今でも何も解決されていない問題ですものね。。。また、最近、20年前の「ノルウェーの森」が映画化されるとの事。20年ぶりに、今、読み直しているところです。年代によって、感じ方がどのように変わっているのか。また、変わらずに読めるのか。どうなんでしょうね?「ジーン・ワルツ」海道尊こちらも、映画化されるのですよね。現代の産婦人科と代理母出産の重いテーマですが、海道さんが書くと、エンターテイメントとして楽しみながら、社会の問題を考えることが出来ます。お医者様であり、作家でもある海道さん。いろんな顔がもてるなんて、素晴らしい才能ですよね。「恨の法廷」井沢元彦やっと手に入った本なのですが、古くて特に話題にならない本は、探すの大変ですよね。現に、リンクも見つからずで。。。この本が読みたいというより、好きな作家の本はすべて欲しいと思ってしまう動機から、この本を探していました。マニアックですみません・・・15年くらい前の、日韓関係を扱った物語ですが、15年で、日韓関係は随分と変わりましたよね。アジアの歴史は、今でも大切な問題なので、色々知識をつけておくの越したことはないかなと思います。3年くらい前に、京都のグランビアホテルのロビーで主人と待ち合わせをしているときに、おそらく井沢さんだと思われる人が、鼻歌を歌いながらチェックインしてるところに遭遇したことがあるのですが、今でもサインをもらわなかったことを後悔しています。。。その後、グランビアで出会うこともなく。。。そんなものですよね。。。ひと月で15冊くらい読んでいたようですね。これって、2日に1冊ペース。飛ばしている感じが。。。たまには、こういうアカデミックな期間もよいですね。