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SOULTRAIN

2005.12.28
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テーマ:洋楽(1809)
カテゴリ:Pop / Other
 既に全世界で400万枚のセールスを記録。James Bluntの「Back to Bedlam」。



 彼の父は、つい最近まで陸軍大佐を務めていた職業軍人。Jamesもブリストル大学を卒業後、「親父が強く勧めるんで」陸軍に入隊した軍人と言う、ミュージシャンには異色の経歴の持ち主。
 しかし、ユーゴスラビア連邦セルビア共和国のコソボ自治州に派遣されていたときに書いた曲なども収録されていて、彼だからこそ書けた曲も。
 率直な歌詞が真摯で胸に響く、またまた良質のシンガーソングライター。
 全米ではそこまでヒットしていないようですが、全英では既に大ヒット。6週連続でチャート1位も記録。特に「You're Beautiful」はヘビロテされていたので、耳にした人も多いのでは。
 心に沁みうる彼の歌声は、ただ単純に素晴らしいとしか言いようが無い。

 シングル「Wise Men」。
 イントロから彼独特のアコギが冴える。アンダンテなテンポがしっくりとしていて、とても心地いい。珍しく使われているグロッケンが、また哀愁をそそる。少し気怠い感じのフィルインも、シンプルながらも秀逸。
 Jamesの最初の声がまたぐっと胸に迫るものがあり、どきっとするような感じ。サビもシンプルだが、こういう「シンプル」で聞かせるのって難しい。例えばここでストリングスが大々的にフューチャーされたらそれだけで俗っぽくなって(と言うと語弊があるかもしれないが)ドン引き、というところだが、Jamesはそのギターと声だけで見事に曲を体現している。
 間奏でのギターやベースも素晴らしく技巧的で、飾らないように飾っているような、絶妙のテイスト。
 PVでの、ラストのJamesの視線が印象的だ。
 シングル「You'er Beautiful」。
 これもイントロからギターが美しいメロディーを奏でる1曲。なんか最初のワンフレーズのJamesの声って、Elton Johnに似ている気がする…(と思うのは僕だけか)。
 これもストリングスが殆ど使われていないからこそ、Jamesが紡ぐ美しいメロディーラインと声が映えている。そこに乗る歌詞が「You're Beautiful, it's true」とくるものだから、ぐっときてしまう。まあただ、最終的な歌詞の決着については、あえて言及を控えますが。
 聞いただけで、自然と、「ああなるほど」と思わせるような繊細ながらも力強い説得力を持った曲で、これだけでもアルバムを買う価値は十分にあり。
 勿論、アルバムとしても素晴らしく、ピアノが映える「Goodbye My Lover」や、哀しめのテイストやポップな曲と雰囲気も多彩に渡り、けれどJamesらしい暖かい雰囲気を損なうことなく、充実したアルバムに仕上がっている。デビューアルバムからこれだけ確固たる世界観を見せ付けられるその技量は凄い。
 また、コソボ紛争時に宿営地でブーツを履いたまま寝ているときに書いたという曲の「No Bravery」なんか、世代を超えて愛される名曲と言っても過言ではないだろう。

 アコースティクなサウンドは時として退屈になりがちだが、Jamesのアルバムはそんなことを払拭し、微塵も感じさせない充実な1枚と仕上がっている。
 是非是非歌詞にも注目の、良質で満足な1枚。


James Blunt オフィシャルサイト

「Wise Men」を試聴する(WMP)。

「You're Beautiful」を試聴する(WMP)。


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Last updated  2006.01.02 15:40:59
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