日々の雑記　ときどき旅行記

ただいま旅行記描いてます

ブログにアップしたものを旅行記漫画にしようと四苦八苦しているうちにうっかりブログを放置ですよ。。。殴り書きネームはすでに描き終わり、ひとさまに一読してわかってもらえそうなかんじのネームになおしているのですがそのたびに自分のよろよろ道中を思い出し真夜中にうわわと叫びだしそうな恥ずかしさです。。とりあえず７０ページまであげましたがまだ私はパリにいますよ。。何ページになったら私はフィレンツエにたどりつけるのか。。おもしろおじさんガッブリエッレのペンショーネにはいつたどりつけるのか。。。ネーム上がったら、いろんな人に見てもらってペン入れしたら同人誌にでもしようかなあ。。。なんだかこのネームしてるのってセラピーをしているみたいで今までないくらい自分の内面に向き合ってる感じです。描き終わったら一段階ヴァージョンアップしているといいなあ。描き終わったネームをコピーしようと思ったのですがコンビニコピーは１枚ずつ手作業で原稿変えないとコピーできないのですね。どっかオフィス用コピー機使わせてくれるところを探さないと。。。キンコーズってさいたまにあったっけ？

どこのヨーロッパ。。。？

久し振りにヨーロッパの旅行パンフを立ち読みしてみたのですが。。。なんだかキラキラしてるんですけど。美しい町並み、素敵なホテル、高級レストラン、おみやげの数々。。。わたし、ヨーロッパ旅行で、そんなの見たことないんですけど。。。地を這うような貧乏ヨーロッパではないとこなんでしょうね、きっと。ここはどこのヨーロッパ？わたしはどこのヨーロッパに行ってきたの。。。？ノートルダム寺院とか、ルーブル美術館の写真などポイントポイントではわたしの旅行したヨーロッパと重なるのですけど。キラキラの高級ヨーロッパ、いつか行ってみたいです。シチリアのカタコンベに行ってからね！爆！

サンミニアートアルモンテ教会

欧州旅行の蔵出し写真です。フィレンツエのサンミニアートアルモンテ教会。これが丘の上にあって丘の下を走る電車から見上げるとロボットが口を開けているかのようないきなりファンシーな眺めになります。あまりの可愛らしさについ。

こんな絵葉書もらいました

私よりも先にパリに行った友人からこんな絵葉書をもらいました。オルセ－美術館でゲットしたそうな。古代ギリシアの哲学者プラトンの授業風景らしいのですがいかにも。。ねえ。数えると生徒さんも１２人いて絵画的にもよくある構図ですしなんかこう。。。ある意味あてつけといいますか。きわどい洒落といいますか。こんな絵がオルセ－にあるって知ってたら絶対行ってましたって！思い出してみればギャルソンにお給仕されてないしリストランテにも行けてないし。フランスのスーツ男子も見られなかったし。。来年の秋のフランスとイタリア旅行をめざし私は真面目に働こうと思います。ヴァチカンのピナコテカとローマのコロッセオフォロロマーノアッピア街道のカタコンベシチリア島のパレルモのカタコンベにも行きたいし（ここには生きているかのような幼女のミイラがあるのです）同じくシチリア島パゲリアのヴィラ　パラゴニアにも行きたい。（怪物像に取り囲まれたお屋敷だそうです）ヴェネチアにも行きたいしマルタ島にも行きたい。。（英語が通じて治安もよくて物価も安い、十字軍の本拠地だったところ）はまってしまいましたよ一人旅。今度はもっとうまくやりますよ～！

旅の戦友

いつも肩にかけてました。旅の最後には裏地がとびだし、ぼろぼろに。。。２９００円じゃさすがに安物だったか。。

７／１２の日記　その５

成田へ着陸。飛行機を降りて思ったのは日本の空港は足音がしない！床にじゅうたんがひかれているせいですね。クーラーも効いてます。目から入った文字がダイレクトに理解できます。そりゃ母国語だし。外国語圏にいると無意識にいつも頭を使っているんですね。。五感からのインプットの量がハンパじゃないので脳の情報処理がおいつかないというか。自分の能力をフル活動させてるからその流れで、日本語の理解速度が激烈に早くなります。長くは続きませんが。。外に出ます。ヨーロッパの頭をがんがん殴られるような灼熱から肌にまといつくようなしけっぽい暑さへ。さあ、おうちに帰ります！こうして楽しくてしんどい旅は終わりました。思わぬ長篇の旅日記になりました。おつき合いくださりありがとうございました！みなさまの良い旅を祈りつつ。

機内食その２

機内的には朝食です。

７／１２の日記　その４

写真は機内食その１。成田行きの飛行機の搭乗口近くのソファへ移動。日本人がいますよ！こんなにたくさんの黒い瞳の東アジア系の人を見るのは本当に久し振り！私、一人じゃないよ！！爆。それだけで体中の関節がくにゃくにゃです。力が抜ける～～。いよいよ成田行きの搭乗手続きがはじまりました。さよなら、ロンドン！またくるかもしれない！座席は窓際。お隣はイギリス人夫婦。映画３本分で日本です。たぶん。機内食は迷わずテリヤキチキンをチョイス。お箸片手にご飯をむさぼります。だって、２週間ぶりのお箸とご飯ですよ？！コメですよコメ！バゲッドサンドも悪いもんじゃなかったけどやっぱり日本人はお米です。。。しかもサラダのレタスがシャキシャキですよ！ローマのスーパーのサラダは切り口が変色してたしレタスというよりキャベツだったしシャキシャキというよりパリパリだったしこんなに薄い葉っぱを食べるのって久し振り！爆。成田からロンドン行きの機内では「なにこのえせ日本食みたいな機内食」と内心バカにしてましたけど。ううう、反省してます。機内誌をぱらぱら見てみます。英語の機内誌です。「日本女性とおつき合いしてみませんか？」という広告がありました。日本人女性はちゃんとした教育を受けていて頭もよく、気立てもよく、男性をたててくれるので、おすすめとのこと。。。ふうん、そうなんだ。。。確かに西洋系女子とはいろいろ違いますが。そうこうしているうちにだんだん日本が近付いてきます。シートの前の液晶画面では飛行航路のチャンネルもあり見るのがすごい楽しいです。仮眠ののち、機内では朝ということで軽食もでます。これも汁気たっぷりでうまいですよ！そうこうしているうちに成田上空です。私は飛行機で成田に降りるのが大好きです。空から田んぼを見るのがまた格別。水気と湿気の多い地上をみるたびに「帰ってきたなあ」と思います。私は帰ってきたいがために旅行に行くのかもしれません。

７／１２の日記　その３

乗り継ぎのチェックが終わり空港内のショッピングモールへ。広いです。清潔です。明るいです。やっと先進国（失礼！）へやってきた感じがします。イギリスって素晴らしい！ごみ１つ落ちてませんよ？！クレジットカードで国際電話がかけられるので実家へ連絡。２週間前、成田からヒースローに来た時は通る人がみんな私のかばんを狙っているような気がして仕方なかったのに。電話のかけかたもわかりませんでした。今では空港内にいる人は、飛行機に乗る人だからまあお金持ちで、かばんをねらうような人はいない、ということがわかってます。というより外にいるより安心です。２週間ぶりにきく家族の声。こちらも無事、あちらも無事。なによりなによりです。いろいろなショップがあります。珍しいところではシガーショップ。葉巻きをいろいろ売ってます。ゲームショップもありPSPのロコモコだの英語版の「逆転裁判」だの。あのパッケージで「ギルテイ！」とか言ってます。確か「三國無双」もありました。PSPで見られる映画ソフトも充実。フランスやイタリアのスーパーマーケットでは見ることのできなかった「一人分のシリアルバー」やら小パッケージのお菓子やらに思わずほろり。いろんな種類を少しずつ食べたいんですよ私は！余ったユーロをポンドに両替してほくほくとお買い物。空港値段なのでお高いのが玉にキズですがまあ仕方ありません。マガジンショップにはなんと３種類ほどのゲイ雑誌が！さすがイギリス！勇気を出して１冊立ち読みしてみます。あんなのやこんなのが載ってたらどうしよう！どきどきです。あれ？つまらないよ？ゲイ向けの情報誌らしくノリとしては「ａｎａｎ」でしょうか。感覚としては「ａｎａｎ」の一人暮らし特集を男子が読んでみたようなつまらなさ、といいますか。。値段は３ポンド。約７５０円。ここで私の度胸はついえてしまいました。もちろんレジへ持っていく度胸もありません。おとなしく飛行機を待つことにします。。

７／１２の日記　その２

ローマからヒースロー行きの飛行機を待ちます。搭乗口前のソファは本革製！というかずいぶん固い感じ。座り心地はまあまあですがずいぶんしっかりしたつくりで職人魂を感じます。さすがイタリア製。本屋さんにも立ち寄ります。フツーの雑誌がいっぱい。。。いまいち面白くありません。。飛行機に乗り込みます。機内の英語表示にちょっと安心。今までフランス、イタリアで看板や標識を理解するときに脳内でフランス語（イタリア語）～英語～日本語といちいち変換しながら理解してきたのです。フランス語もイタリア語もアルファベットを使いますしなんとなく英語に似たような言葉を同じ意味で使っていたりするのでフランス語（イタリア語）～日本語の直接変換よりはラク。それが英語～日本語のみで済む！しかも中学、高校と６年間習ってきたことはムダにはなりません！フランス語やイタリア語に比べてはるかにわかりますよ英語！ジュースとマフィン（というところがさすがブリテイッシュエアウェイズ）とチーズサンド（これがあまりおいしくない。。）の軽食がでました。ぼんやりしているあいだにヒースロー空港到着。乗り継ぎのためパスポートチェックと荷物チェックの窓口へ。シーズンオフということもあってか日本人女子、というか東アジア人は私だけ！東南アジア系の方はいましたがまさか、日本人もたくさんいるというイギリスはロンドンのヒースローでこんなことになるとは。。想像してみてください。広いフロアにいっぱいのチェック待ちの人々。約数百人はいます。後から後から乗り継ぎ客がやってきます。そのなかに、日本人は自分だけ。頭にターバンを巻いたシーク教徒の空港職員より人数少ないんです！そんな自分にできることは内心の動揺（なんせ小心者なので）を隠して１００円ショップでゲットした浴衣柄の扇子で自分をあおぐことだけでした。日本人なの、私は日本人なのよ！

ローマ空港で食べた朝ご飯

しぼりたてのオレンジジュース（激ウマ！）とチョコ入りデニッシュパンとカフェラテです。結局エスプレッソもカプチーノも飲みませんでした。。。おなかこわして旅が続けられなくなるのが怖かったので。。下の写真は朝のテルミニ駅前バスターミナルです。

７／１２の日記　その１

一人旅もとうとう最終日。ローマ、ヒースロー、成田、自宅までの移動日です。朝５時に同室の女子たちを起こさないように静かに起床。なるべく荷物を軽くしたいのでビーチサンダル（シャワーに行く時重宝）をゴミ箱に、ものすごく助けてもらったトーマスクックの時刻表を「使えるからあげます」とメモを残してベッド脇の机に。誰か使ってくれるといいけど。受け付けのイスでぼうっとしてると２人連れが降りてきてこれで三人。２人連れはイタリア人らしく電話をかけて受け付けの人を起こしてくれました。お礼を言って、宿の外へ。朝早いローマの街。人通りもありません。駅に着き空港行きの急行電車へ乗り込みます。発車してしばらくすると２人組の係員の男性がトランシーバーでなにごとか話しながら車両を移動。同じ車両に乗っていた女性客がすっと立ち上がり、別の車両へ移動していきます。なんだか妙な雰囲気です。やがて電車は空港の駅に着きました。外に出るとなぜかおまわりさんが数人こちらに向かって全速力で駆けてきます。なんなのよ、これ？！どうやら不審者が乗っていたようなのです！電車からは先ほど見た係員の男性たちが血相を変えて何ごとかいいながら昇降口から顔をだし、また移動して顔を出していきます。それとは別に駅の柵によっかかってなにごとか笑いながら話しているおまわりさんも数人。彼らはフツーに軽機関銃だか自動小銃らしきものを肩からかけています。は、働いてみてはどうでしょう。。。？不審者が５、６人がかりでホームの中ほどで取り押さえられたのを確認して私は空港へ移動。びっくりした。。。チェックインしてここで大きい方の荷物とはしばしのお別れ。成田で会いましょう！

７／１１の日記　その７

ローマのオステイエンセ駅行きの電車に無事乗れました。気をつけて見てみるとどんな小さな駅でも無人駅ということはなく、しかも必ずバルがついているのですね！バルというよりキオスクといった感じです。２時間かけてオステイエンセ駅に到着。地下鉄に乗り換えてテルミニ駅へ。駅地下のスーパーがまだ営業していたのでローマでの最後の晩さんをゲット。いつもいつもしなびた野菜が入っていて哀しい気持ちになりながらそれらをよけて食べていた値段のわりにお粗末なサラダがなんと、奥のほうに新鮮なものが入っていたのですよ！閉店まぎわに明日売るサラダを補充しているのかもしれません。迷わず新鮮サラダをゲット。やってることは日本にいるときと変わりません。。。ローマに来てまで、ねえ。。。到着遅かったし、次の日は朝早いしでごはんは軽めのものにしました。うまかったのが麦チョコっぽいシリアルをかけて食べるヨーグルト！甘くて幸せ。。宿の受け付けのお姉さんに明日の朝早くの出発をつげると私の他に２人、早出の人がいるとのこと。朝５時半に三人集まったら電話で起こしてね、といわれましたが他に２人いるというところで思考停止。目覚まし電話はその人たちにまかしてしまおう。。部屋に戻って同室の女子たちに明日の朝、早くでなくちゃならんから音たてるかもしれない、ごめんね、と一言言っておきます。晩ご飯を食べ、火を落としてしまったらしいぬるいシャワーを浴び、ローマでの最後の夜です。トレビの泉ではコイン投げなかったけどローマにはまた来たい。カタコンベにフォロロマーノ、ヴァチカンのピナコテカ、ヴェネチアにも行きたいです。また今度、また今度！

まずいパニーニ

あまりのしょっぱさに言葉を失ったパニーニ。。日本で食べたものの方が断然うまかった。。。これが、今回のイタリア滞在で初パニーニでラストパニーニでした。がくり。

ヴィテルボの門

これは、ヴィテルボの門です。車も通れます。下の写真はヴィテルボの城壁。

７／１１の日記　その６

田園風景を通り抜け、バスは無事に駅前に到着します。バスを降り、駅でローマまでの切符をゲット。バカンスのためでしょうか、私の前には親子連れが。１５、６才ほどの体格のいい男子２人とものすごい貫禄のマンマの三人です。三人集まるとものすごいボリュウム。。。発券時に不手際があったのでしょうか、切符売り場の係員さんとなんだか延々やりあっていて私が切符を買えたのは１５分後。。。いつものごとく、メモに出発駅と到着駅と切符１枚と書いたものを窓口に出しつつ「ぺルファボーレ？」（お願いします）で一発ゲット。みんなこの方法でやればいいのに。。。時刻表を確認すると次のローマ行きの電車は約１時間半後。。待ち合い室にいてもらちがあきません。せっかくなので駅前観光することに。街中に中世の城壁があるというシュールな風景。城壁の前の車道には自動車が行き交っています。そのまま歩くと城壁の門が残されています。城壁の中に入ってみます。中にはまず広場があり、噴水があり開いてるんだかどうだかわからないエトルリア文明の博物館があり教会がありちょっとしたお店もあったりして。こじんまりとした、ちょっとひなびた感じのたたずまいです。日陰で休みたかったので教会に入ってみます。中はうすぐらく、しかし蒸し暑く、ひとけもありません。観光化されてない、本当の中世からの地元の教会です。はじのほうには美しく装飾された聖者の骨（たぶん足の骨などと思われます）がガラスケースの中に安置されています。部外者の私は気押されて早々に退散。。お腹もすいたのでそのへんのバルでトイレを借りたついでにパニーニをゲット。お店のお姉さんが「これはモッツアレラチーズとパルマのハムを使ってるからあっためるとおいしいわよ～」などとイタリア語でおっしゃいます。お腹がすいてるとなぜか一発でわかってしまいます。。空腹ってスゴイ。。わーい、初パニーニだあ！とかぶりついたところ、しょっぱい。。。？！なんど食べても、どこを食べてもしょっぱいです！パンもぱさぱさ、ハムは生臭いかんじ、中まであったまってないし。塩水でもかけているのでしょうか、ひたすらしょっぱい！！あまりのまずさに思わず写真を撮ってしまいました。観念して駅の待ち合い室に戻り時間をつぶすことに。ここで役にたったのが扇子！閉じてるとこからぱっと開く練習、開いてるとこからぱっと閉じる練習、空中で一回転させたのを取る練習、指一本でくるくる回転させる練習。ひまつぶしにはもってこい！そうこうしているうちにミネラルウオーターがなくなってしまいそう。駅回りをうろうろするとなんのことはない、駅にバルがあるのです！建物は同じでも出入り口が線路わきの方にあるので気付きませんでした！水とおかしをゲット。お店のお兄さんもいい感じでした。ローマ行きの電車は定時にやってきました。ローマへ帰ります！

７／１１の日記　その５

写真は怪獣庭園の売店近くにいた猫さん。シッポのかたちが面白いです。怪獣庭園を堪能。想像より狭かったような気が。。。あまりの暑さに、早々に退散。売店へ逃げ込みます。お客は私だけ。ひなびた場所にしては珍しく（失礼！）店内はきれいに掃除されています。ぐったりしながら売店のアイスを食べる私。。。１個じゃたりないので２個めに突入。カロリー、カロリーが欲しい。。。今思えば、かなり疲れていたようです。食欲もあまりなかったような。バスの時間までかなりあるので時間をつぶさねばなりませんでした。イスから立ち上がる気力もなし。かといってイスに座り続けているのもしんどいし。バス停から車道を使って徒歩２０分。帰りも同じ時間かかるのでしょうか。イヤだ。。。そういえばガイドブックには近道があるって書いてなかったっけ？バスの時間にはだいぶあるのですが休憩しててもらちがあかないので移動することにします。さらば、怪獣庭園！もう来ることはないでしょう。怪獣庭園を出て、近道じゃないかと思われる階段を上がります。住宅と住宅の間にある、トンネルのような階段です。と、上がるとそこはＹ字の分かれ道！左はオルシニ公のお城への道、斜め左は怪獣庭園への車道、右はバス停への道です。なにこれ、どＯでもドア。。。？怪獣庭園を出てから約５分！いくらなんでも近すぎます！だったら１本前のバスでもよかったよ。。。次のバスは約１時間後。オルシニ公の城も見学できるらしいのですがそんな気力はありません。バス停で時間をつぶします。ちょうど日陰になっていて、まあ過ごしやすいです。ぼんやりしてると目の前を通り過ぎていく車のドライバーが私をガン見していきます。そりゃ東洋人女子が一人でバス待ってんだから珍しいだろうよ。。通り過ぎる車は狭い道を走りやすいコンパクトカーが多いです。たまに映画「三丁目の夕日」に出てくるようなオート三輪もかなりの割合で通ります。やっとバスが到着。でも時間より１０分早いですよ。。。ワンデーパスを運転手さんに「これでもか！」という勢いで見せて乗り込みます。これで一安心。駅まで着けば、ローマまで帰れます。バスの乗客は相変わらずバス停だかどこだかわからないところで乗ったり降りたりしています。人家の見当たらない麦畑のまん中でおばさま２人が降車したときにはいったいどこへ行こうとしているのか心底心配になりました。。

怪獣庭園の写真　その８

背中に塔をのせた象。鼻でローマ兵を巻き込んでいます。より抜き写真はここまで。その他にもいろんな像がありました。。丘の斜面をいかし、神殿風に整備された広場もあったり。不思議だけど楽しい場所でした。暑くなければもっとよかった。。。

怪獣庭園の写真　その７

「地獄の口」の中から外を見たところです。中はかなり広く壁に沿ってベンチのようになっていて舌の部分はテーブルになってました。底冷えがするほど涼しかったです。

怪獣庭園の写真　その６

有名な「地獄の口」。口から中に入れます。口は私の身長（１７０センチ弱）よりも大きいです。

怪獣庭園の写真　その５

というわけで怪獣庭園の写真、後半です。上の写真は「傾いた家」１階の中に入れます。歩くだけでめまいがします。。

怪獣庭園の写真　その４

背中に乙女を乗せた亀の像。怪獣庭園写真の後半はまた次回。。

怪獣庭園の写真　その３

「巨人の戦い」の像。

怪獣庭園の写真　その２

手前には２頭の幻獣。グリフォンかと思われます。奥には足が魚の女神。怪獣庭園は丘の森の中にあり、なかには小川も流れています。庭園のお客は私と、ドイツ人だと思われる家族連れ４人のみでした。

怪獣庭園写真　その１

下の写真は怪獣庭園への道からオルシニ公の城を見上げたところです。これからしばらく怪獣庭園内の写真をアップしたいと思います。おつき合いいただけると嬉しいです。ちなみに、上の写真は「緑のイモリ」です。

７／１１の日記　その４

てくてく坂を下っていくとＹ字路があります。左が細い上り坂。オルシニ公の城への道。右が車道。下り坂。「怪獣庭園へはこちら」との標識あり。オルシニ公の城への途中に「怪獣庭園」への近道があるとの情報がありましたが庭園がどこにあるのかわからないので遠回りになりますが、下り坂ということもあり車道を下ります。歩いているのは私だけ。素晴らしい眺めです。ときたま車が私の脇を通り過ぎます。ここで私はあることに気付きました！ここに私がいることは世界中で私しか知らない！実家には「ヨーロッパに一人旅してくるね！帰るのは７／１３！」としか教えてません。宿で同室の日本人女子にも「今日は遠出するの」としか言ってません。もしも私がここで車にはねられて道路わきの崖下に落ちて運転手さんがそのまま逃げてしまったら。。？私、そのまま行方不明です。死体が見つからなきゃ事件にも事故にもならないし保険も払ってもらえない。遺体を迎えに来てももらえない！ヤバい、ヤバすぎるよ私！すぐさま道路の山側に移動。車が通るたびビビる私。家に無事に帰るまでが旅行です！私は日本に無事に帰りたい！切実です。なんと、怪獣庭園はオルシニ公の城の下、いってみればＵ字型磁石のＮ極がバス停だとするとＳ極あたりにあったのです。しばらく歩くと入り口がありチケットを買って入ります。やる気なさげな売店を抜けると脇にはキャンプ場がありなんだか思ってたよりアットホームです。そして暑さ！日陰でも涼しくないってのはどうよ？！

バス停前から怪獣庭園へ

下り坂をてくてく歩きます。とんでもないところに来てしまいました。。真正面に見えるのがオルシニ公のお城です。

７／１１の日記　その３

バス停で待っているとＣＯＴＲＡＬ社の青いバスがやってきました。並んで待つということもなくみんな適当にばらばらと乗り込んでいきます。私は最後に乗り込みます。イタリア語で「このバスは怪獣庭園まで行きますか？」と書いたメモを示しながら読み上げます。運転手さんは「シー、シー（はいはい）」と言ってくれました。切符をバリデードしようと運転席の脇にある黄色い機械に切符を差し込みます。。が、うんともすんともいいません。壊れてる。。？慌てて何度もやり直していると近くの席のおじさんが身ぶり手ぶりで「席に座って大丈夫だよ」みたいな様子。びびりながらもサングラスのちょいワルおやじのような運転手さんにも何も言われなかったので大丈夫だろう、と勝手に解釈。席につきます。見ていると乗客はすべて地元の人のようでバス停以外のところで乗り込みバス停以外のところで下車し運転手さんと笑顔を交わしどうやら切符を買ったりお金を払ったりしている形跡がないのです！どうなってんの。。？！こんなんでいいのイタリアのバス！いやいや、日本人観光客女子には感知できないなんだかこう、すぐれたシステムがあるに違いない、と自分を納得させつつしばし車窓からの風景を楽しみます。平日の昼間ということもあってか、街なかを過ぎるとほとんど車は通りません。しばらくすると運転手さんが「怪獣庭園だよ」と声をかけてくれました。バスを降ります。バス停の前は三叉路になっていて怪獣庭園の入り口行きの標識もあります。壁には小さなマリア像が祭られていて日本でいうと、なんだかお地蔵さんみたいな感じで微笑ましいです。しかし人っ子一人通りません。ローマの雑踏が嘘のようです。とんでもないところに来てしまったと心底思います。。

７／１１の日記　その２

ヴィテルボ　ポルタ　フィオレンテイーナ駅に到着。日本でネットを駆使して得た情報によると駅を左に出て大通りを渡ったところのバス停でＣＯＴＲＡＬ社のバスに乗ってボーマルツオで下車とのこと。バス停は見つかりました。ゲーム屋さんの前です。バス停なんですがＣＯＴＲＡＬ社とその他の社のバスが共同で使ってるらしくその他の社のバスの時刻表は付いているのですが（たぶんこちらのほうが大手）ＣＯＴＲＡＬ社の目印はバス停の上のほうに青い金属片で「ＣＯＴＲＡＬ」とあるだけ！時刻表も行き先もバス停名もありません。バス停から道路を渡って斜め前にＣＯＴＲＡＬ社のオフィスの黄色い建物があるとのことで。。確かにありました。入り口が脇のほうにあります。入ってみると薄暗く涼しいロビーになっていて窓口はあるのですが人の気配がありません。壁にはなにやら時刻表のようなものが貼ってあるのですが私にはなにがなにやら。私のあとに現地の女性が入ってきたのですがひとけのなさで判断したのでしょうか、首を振って出ていってしまいました。正直、途方にくれます。でもせっかくここまで来たんだし。。。駄目もとで窓口で声をかけてみます。「ボ、ボンジョルノ～～」すると中からかんじのいい女性が！！たずねると英語オーケーとのこと！地獄に仏とはまさにこのこと！電車の中で作ったメモとガイドブックのコピーを手に必死でプレゼンテーション開始です。「ボーマルツオの怪獣庭園に行きたいんですがバスの切符がほしいです。ボーマルツオ行きのバス停も教えてください。ボーマルツオ行きのバスの時間は何時ですか？」「アイ　ウオント　トウ　ゴウ　トウ　ボーマルツオ、パルコ　デイ　モストリ！バス　チケット　プリーズ。プリーズ　テル　ミ－　バスストップ　トウ　ボーマルツオ。ホワット　タイム　イズ　バスタイム　トウ　ゴウ　ボーマルツオ？」中学生レベルの英語です。しかも合ってるかどうかわかりません。でも伝われば充分です。　バスチケットは１日乗り放題で２ユーロ？！（約３００円）ワンデイパスです。なぜか名前と生年月日を記入する欄がありバスの乗り口にある黄色い機械にバリデードするのを忘れないでください、とのこと。ついでにボーマルツオから駅までのバス時間も教えてもらいやっと人心地。助かりました。。バス時間までかなりあるので近くのバルでトイレを借りてお礼もかねてジェラートをゲット。ナチュラルにぼられたようですが気にする余裕もありません。。ひたすら暑いです。。駅近くのブックスタンドにはポヶモンやドラゴンボールのおもちゃが普通に売られています。。日陰っぽいところでしばらく休憩。バスを待ちます。

７／１１の日記　その１

アクセス数が３０００を越えました！ありがとうございます。すっかり秋になってしまいましたが真夏の日記はもう少し続きます。。さてさて、本日の目的地は今回の欧州旅行の大トリ、ボーマルツオの「怪獣庭園」（パルコ　デ　モストリ）です！１６世紀、十字軍に参加したという貴族のオルシニ公が自分の城の近くの森に作らせた怪奇な巨像が点在する庭園です。ローマから各駅電車（しかも単線）で約２時間、それから１時間に１本のバスで約３０分、というほんとに着けるかどうかも自信がない一人でしか行けない（というか友人誘って着けなかったら申し訳ない）という場所です。このころの私は宿で日本人女子と日本語でしゃべったせいかすっかり里心がつきカタコンベにもフォロロマーノをメインとする古代ローマ遺跡にも行けずじまいで電車の切符を買ってなかったら怪獣庭園に行くのをちゅうちょしていたのではないか、という精神状態。でもローマの古代遺跡はいつでも誰とでも行けるだろうし。せっかくの一人旅なんだから一人でしか行けないところに行かないと。というなかば義務感での出発となりました。テルミニ駅から地下鉄ピラミデ駅。そこからFSオステイエンセ駅に乗り換え。切符をバリデードしてヴィテルボ　ポルタ　フィオレンテイーナ駅まで２時間の旅です。車内は向かい合わせのコンパートメントのみ。なぜか２階建てです。日本のようにベンチのような座席につり革、という車両ではありません。近距離をたくさんの人を乗せて走るという電車ではないのですね。多少の遠距離、しかもあまり混まないことを前提に車両がなりたってます。でも２時間乗るのに約４ユーロ（約６００円）てのはどうよ。。。電車はゆっくりと動き出します。都市圏、郊外、田園地帯と車外の風景が移り変わっていきます。駅名の車内放送もあります。ぼーっと景色を眺めていると２人組の車掌さんがやってきました。バリデードした切符を見せます。すると、パスポートの提示も求められます。パスポート。。？よく見ると、彼らはおまわりさん？！腰に拳銃さげてます！なんで電車におまわりさんが乗ってるの？パスポートを渡すとしばらくの間ぺらぺらめくったりなにごとか話し合ったりしています。私、何にも悪いことしてませんよ？正規のルートでここまで来てますよ？偽造パスポートじゃありませんよ？彼らは英語で「イギリスからどうやってここまで来たんですか？」みたいなことを聞いてきます。説明するのも面倒なのでいつも持ち歩いていたブリテイッシュ　エアウェイズのチェックイン用レシート（ＹＷＣＡの受け付けで見せたやつ）を渡します。イギリスからフランスまで飛行機で来たんです。明日の朝、ローマを出るんです！彼らはレシートをしばらく眺めたあとふうん、という感じでパスポートなどを返してくれました。サンキュー、もグラ－ツイエも言う気も起きません。もうぐったりです。前途多難です。。。

７／１０の日記　その５

地下鉄でテルミニ駅へ戻り前々から気になっていたサンタマリア　マッジョーレ大聖堂へ。テルミニ駅からＹＷＣＡに戻る時いつも道の真正面に見えるので。そこの鐘でいつも起こされるかんじです。大きな白亜の大聖堂めざしてくてく歩いていきましたらそれはどうやら大聖堂の後側だったよう。壁伝いにしばらく歩きます。。照り返しがきついうえゆるやかな上り坂。建物が広くて大きいのもいかがなものか、という気分です。中は先ほどのラテラーノ大聖堂にくらべるとぐっと庶民的な雰囲気。見学者や信者さんも多く、なんだか真面目な感じ。教会内の写真はとれずじまい。中は思いのほか蒸し暑くじっとしていても汗がにじんできます。ここでも端のほうにお土産やさんがあって修道士さんが店番をしておりました。素敵。クーラーが恋しくなってテルミニ駅へ戻ります。ついでに駅構内にある２階建ての本屋さんへ。２階に漫画コーナーが少しあり、ＢＬ系（こだか和麻作の「絆」）や萌え系エロ、男女のセンス系エロ漫画（どれもイタリア語訳）が少々。アメコミ系エロまんがも少々。読者層が気になります。前日朝食時にイタリア在住の日本人女性と話したおりに「ローマの漫画本屋さんを知ってますか」と聞いたところ知らない、とのことでした。日本の漫画、メジャーどころはわりとイタリア語訳されてるって聞いてたのですが。。キオスクのブックコーナーで売られてるのは見たのですが。。テルミニ駅構内には自動券売機がたくさんあって操作説明を４ヶ国語から選べるのです。英語を選び、ローマ空港までの特急券をゲットしようとします。が。しばらくは英語が続くのですが肝心なところになるとイタリア語表示のみ。「え。。？」とボー然としてると脇から「ソーリー、ミス？」と声がして男性が液晶画面を押してくれました。希望の切符、ゲットできた。。。？！うわ、やったあ！とお礼を言おうとしたときにはその男性は立ち去っていたのでした。ドレッド頭のイタリア男子、ありがとうございました！お金を入れて発券します。何も音がしないのでぼうっとしてるととなりの券売機にいた、またまたイタリア男子が私の券売機の下のほうの切符の取り出し口を教えてくれました。今度は「グラーチェ」（笑顔つき）と言えました！通りがかりの親切、ありがたかったです。いつか日本で外国のひとが困ってたら通りがかりにちょっと助け舟をだせたらなあ、と思います。相変わらずのテルミニ駅地下のスーパーで晩ご飯をゲット。次の日は遠出をするので栄養をつけなくちゃ、ということでチキングリルです。うまそう。ＹＷＣＡの２階だかにある中庭で晩ご飯。建て増し建て増しでどこまでがＹＷＣＡの中庭なのかさっぱりわかりません。部屋に戻ると同室に日本人女子が！！久し振りに日本語でおしゃべり。ワールドカップ決勝のときには彼女はフィレンツエのミケランジェロ広場でパブリックビユーをしていたそう。ですが途中から怖い雰囲気になってきたのでテレビのあるバルへ避難して観戦したとのこと。彼女は１年のうち１ヶ月ほどガイドブックを持たずホテルもレストランも駅のインフォメーションで決めるような旅をしているそうです。いろんな旅のやり方があるのですね。。

ラテラーノ大聖堂の内部

天井高いです。広いです。奥のほうにいる人間と比べてみてください。

ラテラーノ大聖堂のモザイク

小銭を機械に入れてライトをつけてみました。。。

ラテラーノ大聖堂外観

７／１０ノ日記　その４

季節はすっかり秋ですが、日記上ではまだまだ灼熱です。。サンクレメンテ教会をでてゆるやかな上り坂をてくてくあるきラテラーノ広場へ。スカラサンタ（聖なる階段）と呼ばれる入り口はいったらすぐ階段、という不思議な構造の教会を覗きます。信者の皆さんが階段にひざまずき、祈りを捧げています。。腰に縄を巻いた修道士服の男性が迎えてくれましたが真剣に祈る人々の雰囲気に気押されて小心者の日本人は早々に退散します。広場を渡ったところにあるサンジョバンニ　イン　ラテラーノ大聖堂へ。さすが大聖堂の名前に恥じず、天井も高く内部も広く風格も感じられます。礼拝堂天井のモザイクも素晴らしいです。礼拝堂の脇には小銭を入れる機械があってそこにお金を入れるとモザイクを照らすライトがつき金色のタイルがきらきらと。。。と言いたいところですがライトをつけたものの外も明るかったのでそんなに効果はありませんでした。。ですが遠慮なく写真を撮ってみたり。ラテラーノ大聖堂を堪能したあと教会の片隅にお土産屋さんを発見！高いものから安いもの、センスのいいものから悪いもの、絵葉書、アクセサリー、ガイドブック、いろいろ売ってますが売ってるのが修道服のシスターなのですね！物腰柔らかなお年を召したシスターからお土産を買う楽しさよ！売っているものもラテラーノ大聖堂オリジナルのものらしくヴァチカンのお土産やさんでは見なかったものばかり！教会内のお土産屋さん、オススメです。大聖堂から出ると広場はバスターミナルもかねているらしくバスが数台あるのですがサン　セバステイアーノのカタコンベ行きのバスが！出ていってしまったあ！！同室の韓国人女子から「カタコンベは涼しくてよかったよ」と聞いていたので行ってみたかったのですが！ガイドブックで時間を確認してみたのですが閉園時間ももうすぐ、ということで諦めます。。アッピア街道にも行きたかった。。。けれどもまあ、カタコンベは逃げませんしね！また今度、また今度！

サンクレメンテ教会の中庭

オペラの練習中。。

７／１０の日記　その３

サンクレメンテ教会は想像より簡素な外観です。中に入ると。。。蒸し暑い？！涼しくないです。暑いです。ちょっとひと息ついてから地下室に行こうと思います。ぼんやり見上げるとモザイクがきれいでした。地下室へは入場料を払って入ります。思いのほか天井が高く、地下室もレンガの壁で仕切られていますがまるで広場のよう。圧迫感はありません。色褪せたフレスコ画が数点残っていて素朴なキリスト像にちょっと感動。センサーライトが人が歩くたびに光をくれます。地下室はしけっぽくちょっとずつ涼しく水音も聞こえてきます。ローマ時代の水道が通っているのです。ミトラ教の部屋はちょっとした装飾画が残っていて天井には謎の四角い天窓がいくつか残されていてどんな用途に使われた部屋なのかいろいろ推理するのが楽しそうです。宗教儀式に使われたとか。。。ミトラ教の勉強をする教室といわれる部屋もあったり。だんだん水音が近付いてきます。すると、足元にライトアップされた清流が流れています。古代ローマ時代からの水道です。地下室に清流が流れるというシュールな光景です。清流にはコインがたくさん投げ込まれていてライトと水の流れできらきら光っています。しけっぽくて涼しい地下室を堪能して地上に戻るとオペラの歌声が聞こえてきます。中庭でオペラのレッスンをしているのです。見に行くと、中庭の回廊にグランドピアノが出されていて女性がオペラを歌ってはピアノをひいているメガネの男性にダメ出しをされています。その男性というのが細身なヒゲイケメンでピアノをひきながら歌うのですがそれがまた素晴らしい声量なのです。あらゆる意味で堪能。さてさて、ブログの続きは１週間ほど先になります。ローマ教会めぐりを経てローマ郊外のヴィテルボにある「怪物公園」への道行。それからテルミニ駅を経てのローマ空港からヒースロー、そして帰国まで。今でもありありと思い出せるのが自分でも不思議です。ちょっと間があいてしまいますがぜひまたお立ち寄りください。

７／１０の日記　その２

人ごみと館内の暑さ（クーラーありません！）にへとへとになりながらも延々歩かされシステイーナ礼拝堂やらラファエッロの間やらを堪能。「署名の間」の壁画「アテネの学堂」のコスプレキャラ探しに没頭。ダヴィンチやらミケランジェロやらルネサンス期に活躍した芸術家たちが古代アテネのソクラテスやらプラトンやらに扮した壁画です。皆さんキャラ立ってます。入り口でパスポートを質草にレンタルしたオーデイオガイドに大いに助けられました。長い回廊の途中にはお土産コーナーがあり美しい銀細工のロザリオとロザリオ入れがあって思わずめろめろになったのですが日本円にして約５８００円というビミョーな高さ。。３０００円台までなら出せる！と物色したのですが５８００円以下は１０００円台というお値段設定でそれがまたビミョーにセンスが悪いのです。ちょうどまん中価格のものがない。。。残念！へとへと歩いてるといつの間にか入り口近くの、各美術館への分岐点にやってきました。今度は「絵画館」ピナコテカへ向かいます。ひとつひとつじっくり鑑賞していくと奥の方からおまわりさんたちがやってきて「今日は閉館です」と言われました！午後１時半に閉館ってどういうこと？！ピナコテカを追い出されて開館時間を確認すると確かに閉館時間午後１時半！システイーナ礼拝堂はまだまだお客さんががんがん入場しています。だったら先にピナコテカ見ておけばよかったよ。。。「奏楽の天使」も「キリスト降架」も「マリアの戴冠」も見てないよ。。。また今度、また今度！絶対オフシーズンに来てやる！ヴァチカンを後にして地下鉄でコロッセオへ。最寄り駅から一歩でるとあまりの灼熱に脳天をがつんと殴られるようです。コロッセオ、照り返しのため見てるだけでまぶしいです。入場待ちの人々がたくさんいます。入り口どこだかわかりません。道路を渡るのもイヤになって次の目的地「サンクレメンテ教会」へ。ガイドブックには「地下には古代ローマ人の住居跡が残されている」などと書かれてますがそれだけではなくキリスト教以前に流行した後に異教扱いされたミトラ教の教会でもあったのです。という細かいことは別にしても地下室、地下室！涼みたい！涼ませて！

７／１０の日記　その１

起床して、ごはんルームへ朝ご飯を食べに行ったらイタリア在住の日本人女性とお話できました。前日の夜、テルミニ駅はワールドカップ優勝の大騒ぎで人がいっぱいでて、歩けなかったそうです。「怖くて外に出られませんでした」と言ったら「それが正解ですよ」と言われました。。日焼け止めを塗ったくって地下鉄でヴァチカン博物館へ。８時半くらいに最寄り駅で降りて博物館入り口へ。そこは大行列の先端でした。。列は壁に沿ってどこまでも続いていきます。２０分くらい歩いてやっと並べました。私の前には５０００人から１万人くらい世界各地から来た人々が並んでいます。。すでに灼熱です。。上から下から壁からと太陽の熱でじりじり焦がされます。扇子であおぐだけでは耐えられません。テイシュペーパーにミネラルウオーターをひたして首筋にあててなんとかどうにかしてみます。冷えピタ欲しいです。保冷剤ありませんか。ちりんちりんと鐘を鳴らしながらアイスキャンデー屋さんはやってきてくれませんか。日本だったらそれくらいなんとかどうにかしてくれるのに。。。というかビジネスチャンスをふいにしてるよイタリア人。。。灼熱が暑さだけではありません。その行列は確かに人種のるつぼです。いろんなとこに毛が生えてる人がいっぱいいるのです。どこからが髪の毛だか首毛だかわからない男性とか。北欧系だと思われる、顔に１センチくらいの金色の顔毛がはえていてそれに太陽の光があたってきらきらしている女性とか。もう見てるだけで暑いです。それからラテン系の恋人どうし。めちゃくちゃ暑いのにそんなにくっついてラブラブで暑くないんでしょうか。体温の方が、気温より低いんでしょうか。それとも見てる私だけが暑くなってしまうのでしょうか。２時間後の１０時半にやっと入場。すでにへとへとです。博物館内も人まみれです。私が気付かなかっただけでしょうか無料の館内地図はありません。迷子気分で広大なヴァチカン博物館をさまよいます。システイーナ礼拝堂行きの看板と人波に続くように進みます。今度はシーズンオフで人が少ない時に来たいです。。

７／９の日記　その７

テルミニ駅のスーパーで晩ご飯を買いＹＷＣＡに戻ります。大通りで信号待ちをしていると２人乗りのスクーターで後ろに乗った人が大きなイタリア国旗をぶんぶん振り回しているのが通り過ぎます。そんなスクーターが何台も何台も。。皆さんそれに向かって手を振ったりしてます。。部屋に戻ると韓国人女子が先客でいまして。ちょっと英語でおしゃべりしたのですがビミョーに英語の発音と文法が違うのです。発音はお国訛りで違うのは仕方ないとして文法が違うのが面白い。最初に習う構文が日本と韓国で違うかんじです。同じことを話しているのにビミョーに言い回しが違うのです。彼女とも日本のまんがの話題で盛り上がりました。「ガラスの仮面」と、韓国語タイトルがつけられた日本のまんがが好きなそうです。有名なまんがらしいのですが韓国語タイトルなため不明。残念。で、なんと、ＹＷＣＡではバスタオルとフェイスタオルを毎日交換してくれるのです！泊まり歩いたユースホステルでは普通タオルは自分持ち。足りない場合はお金払ってレンタルせねばなりません。なのに、毎日清潔なタオルを使っていいなんて！さすがＹＷＣＡ，普通のユースより１０ユーロ多く取るだけあります！ご飯を食べて、一応テレビがある広間へ行ってみます。なぜか男子も数名、合計１０数人でテレビの前で真剣です。パリにいた時ワールドカップの大騒ぎで大変だったことを思い出し、しかもテレビのセリエＡの試合中継を思い出し「そういえば発煙筒たいてたりしてるよなあ」と思ったりして、小心者のわたしは部屋で休むことにします。明日はヴァチカン美術館へ行く予定なので体力の温存をはかります。ですが、サッカーが国技のイタリアでしかもワールドカップ決勝でおとなしく休めるはずがなかったのです！それではここから音声解説のみで。ベッドで聞いた音のみです。まず、街中からクイーンの「ウイ　ウイル　ロック　ユー」が聞こえてきます。そのあと大歓声。試合開始のようです。同時にクラクションいっぱい。しばらくして街中から落胆の悲鳴とため息。先取点取られたようです。試合開始から４５分。また大歓声。前半が終わりました。それから１５分。大歓声。後半開始。しばらくして大歓声。今までのとレベルが違います。ものすごいクラクション。同点になったようです。後半から４５分。大歓声。同点で延長でしょうか。しばらく静寂が続きます。１５分ハーフの前半後半終了？ものすごい静寂。延長戦でも決まらなかったよう。ならＰｋでしょうか。少しのインターバルでものすごい大歓声が何度も何度も。最後に爆発がおこったかのような大歓声。とたんに駅前の方でなりはじめるクラクション！爆竹！たぶん大砲だと思われる号砲！街中で歌われるクイーンの「ウィ　アー　ザ　チャンピオン」！口笛！歌いながら道路を駆け出していく若者たちの足音！しかも大騒音はやむことがありません。「日本だったら絶対通報だ。。。」とか思いながら外に出なかったのは正解だったなあ、としみじみ実感しました。。

こんなの見つけました

日本映画「キャシャーン」の看板です。アニメが放映されてたからとか？

７／９の日記　その６

ざっと目的の観光はできました。疲れました。。７／１１にローマから２時間電車に乗る予定なので電車の発着時間を確かめに国鉄駅に下見に行きます。イタリア鉄道fs線オステイエンセ駅が目的地。時刻表を調べて、出来れば切符もゲットしたい。地下鉄Ｂ線ピラミデ駅で接続してるらしいのですが。ピラミデ駅で地下鉄下車。思わず外へ出てしまいます。駅前にはミョーに小さくてミョーに長細いピラミッドがあります。あとで調べたところによるとエジプト大好きな古代ローマのお偉いさんが自分の墓として作ったものらしいのです。なんだかなあ。ですがオステイエンセ駅はありません。反対方向に出てしまったらしいです。地上をてくてく見当をつけて歩いていくときれいな白い建物が。建物の前にはバスロータリーがあるのできっとここがオステイエンセ駅なのでしょうが建物に駅名がないってどういうことでしょう？せめて看板くらいあってもよさそうなのに。。建物の中は銀行やらおもちゃやさんやらスーパーやらが入っています。きれいで都会的な感じ。時刻表は。。？と探すと壁に模造紙大の紙が１枚ぺらりと貼られていてそれが時刻表なのです！目的地のヴィテルボ　ポルタ　フィオレンテイーナ駅行きの電車をチェック?約１時間に１本あります。始発駅から終点までなのがありがたい。必死でメモリます。ついでなので切符もゲット。例のごとく乗車駅から目的駅までを書いたメモを見せ窓口で買ったのですが２時間電車に乗るのに片道４.１ユーロ（約６００円）てどういうことよ？！イタリア鉄道、わかんない。。。オステイエンセ駅とピラミデ駅は地下道で接続してることが判明。てくてく地下道をいくのですが東京駅の京葉線乗り場に行くように歩かされます。。地下鉄に乗ると顔をイタリア国旗の色でペインテイングしイタリア国旗をマントのようにひるがえした若者グループが上機嫌で乗っていて、しかも楽しそうに歌っていてなぜかコロッセオ駅で降りていきます。なんだろう？と身を乗り出すと電車からそんな感じの若者たちが歌いながらあとからあとから降りてきて腕をふりあげ、大声で歌いながらざくざく出口へ向かっていくのです。そういえば、今日はサッカーワールドカップ？もしかして、決勝？コロッセオあたりでパブリックビューイングでもあるんでしょうか？こわい、こわいよイタリア人。。そこまで本気にならないでくださいまし。

スペイン階段。。

最寄りの地下鉄駅から出るとそこはスペイン階段の上でした。地下鉄なのになぜ丘の上にでるの。。。？白い階段が灼熱の照り返しのため眩しいです。。観光客のみなさんは日陰に避難してジェラートをむさぼる人多し。

骸骨寺えはがきその２

廊下の天井も美しい人骨装飾。。。

骸骨寺えはがきその１

天井の装飾もすべて人骨です。

７／９の日記　その５

地下鉄でサンタ　マリア　インマコラータ　コンチエツイオーネ教会通称「骸骨寺」へ。最寄りの地下鉄駅からかなり坂道を登ります。地下の５つの納骨堂にカプチン派の修行僧の遺骨が廊下の天井にいたるまで美しく装飾されているのです。入り口階段には観光客がたむろってましてメジャーな雰囲気。なぜか韓国人観光客が多いです。地下室入り口には上品なおばさまが喜捨を呼び掛けています。入場料は決まってませんが２ユーロほど寄付します。パリのカタコンベと違ってなんだか清浄な雰囲気。大事にされてるんだなあ。。。納骨堂内の写真撮影は禁止されていて出入り口に絵葉書が売っているのでそれをアップしておきます。しかしローマは灼熱です。太陽の熱で暑く道路の照り返しで暑く場合によっては建物の壁からの照り返しで暑く「私がパニーニかい！」と自分ツッコミをいれるしまつ。おまけに日曜日だからでしょうか、場所によっては地下鉄駅への入り口が閉まってたりするので徒労感もハンパじゃありません。街角に公共の時計もいっぱいあるのですが電池切れなんでしょうか、ひとつひとつ別の時間をさしてたりするのでそのつどびっくりします。７／９はそのほかにパンテオン、トレヴィの泉、スペイン階段を見ましたがローマの地図片手の観光客が暑さと人ごみのあまり難民のように日陰に避難している光景しか覚えてません。。。

屋上の聖人たち

広場を見下ろす聖人たち。何だかみんな猫背気味。。。

７／９の日記　その４

クーポラの屋上から階段を降りると聖人たちが広場を見下ろす階へ出ます。そこから下りのエレベーターに乗るわけです。寺院の屋上なんですがちょっとした広場になっていて公衆トイレもあったり隅の方にはなんと、バルもあったりして！観光地値段だろうから飲み物とか高いんだろうなあ、と思って近付かなかったのですが今から思うと話しのネタに何かゲットしておけばよかったなあ、とも思います。だって、サンピエトロ寺院の屋上にバルがあるなんて。。。コカ・コーラとか売ってる感じでしたよ。。。エレベーターが混んでいたので階段を降りることにします。大きな螺旋階段をぐるぐる降ります。地上に着いて、ひと休み。広場のまわりの回廊に適当に腰掛けます。ゴミ箱があるのですがパンの食べ残しとかがそのへんにフツーに捨ててあって鳩さんたちが群がっています。。地下鉄に移動するあいだにそのへんのお土産屋さんを物色。安いものからから高いものセンスのいいものからダサイもの見ているうちになんだかげんなり。そのなかに白黒のカレンダーがありました。なんと、イケメン神父カレンダー！！！神父さんの、あの服でいろんなタイプの神父さんが街角にたたずんでいたりカメラ目線でこちらを見つめていたりしていますよ！ストイックですよ。。。その時はまるで買う気がなかったのですが今になって「買っときゃよかった～～」と激しく後悔。また今度行ったら必ず！！

クーポラからの眺め

まん中にあるのがオベリスクです。絶景です。。

７／９の日記　その３

ミサの終わったのでクーポラの屋上に登ることにします。エレベーターを使うか階段を使うかで入場料が違います。余裕とか安心とかはカネで買うものだ、というのがだんだんわかってきた私。ミサで１時間立ち通しだったのでエレベーターに乗ることにしました。エレベーターといっても途中まで。それから屋上に出るにはしばらく階段を登るしかないのですね。。エレベーターから降りると先ほどミサが行われていた場所を見下ろすことができます。人がちいさいです。。。そこからまたしばらく階段。人が多く、行列状態です。階段もだんだんせまくなってきて斜めの壁にはさまれて登る感じに。なんだかシュールですよ。。。と、やっと屋上へ！ローマを見渡せます！サンピエトロ寺院の広場の人工的な美しさよ！まん中にあるオベリスクは聖ペテロが逆さはりつけにされて殉教した場所に建てられたものだそうで。。キリスト教って死を記念するものが多いです。よく考えりゃ十字架だってキリストがはりつけにされたそのものですからね。。絶景を堪能したのち下りのエレベーターまで階段を降りていきます。私の後ろのテイーンエイジのアメリカ人団体観光客が狭い階段をばんばん飛び下りて騒音をたてまくってました。しかも女子。お前らいくつだあっ！たぶん高校生くらいだと思われます。でもバカを相手にしてたらこちらまでバカになってしまいます。。イタリアでは、西欧人と米国人って違うのね、ということがわかりましたです。。。アメリカ人、アメリカ人観光客って。。。どうして中身がなさそうなのに偉そうなの？！実害はなかったのですが歩き方とかしゃべり方とか何だか気にさわりました。。私も疲れてたのかも。。