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カテゴリ:読書
以前から欲しかった本の一つに「京都守護職始末」2巻 山川 浩著がある。
平凡社 東洋文庫からハードカバー函入りで出ていたのだが、今は販売していない。 ネットで検索しるとヒットするのだが、品切れだったり、値段が高かったり、で購入を逡巡していた。 先日ネットに2巻6500円で出ているのを見付け、購入に踏み切った。 注文から3日後に商品が届いた。 包みを開けると函が多少擦れて黒ずんでいて、背表紙が色褪せてはいたが、本自体は恐らく未読であろう、 しおりひもの型がそのまま残って、位置がずれていなかった。 昭和43年度版で販売価格は450円になっていた。 450円が2冊で900円。それが40年後には6500円+送料380円 しかし、欲しかったものなので、大いに満足であった。 早速読み進む。 印刷の文字は小さいものの口語訳してあるので読みやすく、理解しやすい。 それに史料的価値も高いと思う。 ところがどうにも様子がおかしい。 この本は脚注の解説を各章の末尾に載せてあるのだが、ある章にくるといくら探しても解説が見当たらない。 何度も何度も後先へページをめくるのだが無い。 よくよく見てみるとページが飛んでいる。 66ページから163ページに飛び、178ぺージの次は83ページになり、その後は最後まで続いている。 要するに67ページから82ページが欠落し、163ページから178ページがダブって間に入って綴じられているのだ。 どうしたものか・・・ とりあえず購入元へ電話すると、 「申し訳ありません、交換出来る本は有りませんので、送料着払いで返品してください」と言う。 どうしても欲しかった本なので今更手放したくは無い。 「他に方法はありませんか?」 「今はオンデマンドでダウンロードも出来ますよ」 う~~~ん! 私は蔵書を本棚に並べて、それを眺めるのが楽しみでもあるので、ダウンロードなんか イヤダァ~!!! 「あのぉぉぉ~ このままで結構ですので、割引とかして頂けないものでしょうか?!?!?!」 「お幾らぐらい引けばいいでしょうか?」 「お任せします」 「じゃぁ 2000円引かせて頂くということでは・・・」 「結構です。それでお願いします」 よいうことで話はまとまった。 その後、この本が有る図書館を検索してみると大阪府立図書館にあった。 欠落した部分はそこの本をコピーさせてもらうことにしよう。 まぁ、乗りかけた舟というか・・・・・ 読みたいと思う本はそこまでしてでも手を尽くしてしまうのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年10月06日 13時32分08秒
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