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カテゴリ:旅行
高梁を訪問するのは4度目。
片道の距離が約250km程あるがさほど苦にならない。 山田方谷を訪ねるのだが、小京都と呼ばれる街並みにも惹かれるのだ。 慌ただしさを感じさせない市内を散策していると長閑な気持ちになるのがたまらない。 「男はつらいよ」シリーズで2度のロケ地になったのも高梁のえも言われぬ雰囲気がそうさせたのだろう。 寅さんが息を喘がせながら登った寺の石段 私がリスペクトする河井継之助は方谷を師と仰ぎ、多くを学んでいる。 私は河井継之助のよりも山田方谷が偉い人物だと思っているし、経世家としてmostであると思っている。 肖像画や銅像に印される山田方谷の穏かで控え目な感じが如何にも能力の高さ表しているようにも思う。 多くの子弟を育て、方谷の意志は遺産として引き継がれているのが高梁を歩くとよく分かる。 柿の木が 季節を告げる 中井村 方谷の生誕地で中井村西方は寒村と言ってもいいような静かな農村で、この村に佇むとエアーシャワーを浴びせられたかのように身も心も静謐になる。 農作業が終わり、柿を齧りながら家路へ向かう農夫 JR方谷駅ではほとんど人と出会うことがない。 したがってホームへも改札口を素通しで行ける。 ホームに立つと迫るような山並みが自然の厳しさを人間に誇示するような光景で、このような環境が人間に自然の中に融け込むには謙虚でなければならないことを教えているような気にさせる。 珍しく方谷駅に車両が集結した 今回、夕暮れの中井で過ごせて、秋の季節を充分に堪能することが出来た。 まさに日本人の琴線に触れるような風景が私の気持ちを『コウヨウ』させたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月12日 16時20分09秒
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