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気が合う歴史仲間が福島・千葉・埼玉・東京・神奈川・京都・大阪からと総勢9人がオフ会に集まる。 タイトルは「ブラッと関西ほっつき歩き」サブタイトルが「Deepな大阪を探ろう!」でこれは私が勝手につけたもので参加メンバーは知ってはいないと思うが、自己満足なのだ。 何ヶ月も前から計画していた奈良・大坂の散策。延期になったりして長い間心待ちにしていた。 ところが天気予報は最悪である。降水確率が60%・80%前日には100%になったりするし、台風も近づいて来ている。 案の定当日は朝から雨である。三々五々それぞれの地域から奈良の橿原神宮前駅に集合したのは午前10時40分。そこから吉野線に乗り換えて飛鳥駅に立つ。思ったほど雨は強くなく、小雨の中を高松塚古墳へと向かう。 オフ会の幹事というのはコースと天候には神経を使うのもので、あいにくの雨によるコースの変更を告げてもメンバーはすんなりと受け入れてくれる。 傘を差しながらの行程を小グループが入れ替わりながら歩く、その時々の小グループの会話が自然の流れのように淀みなくコロコロと弾む。 史跡の前に立っては話し、道の草花について話し、遠くの山を眺めながら話す。散策のコンディションは良くなくても軽やかに歩けるのだ。 昼食は古代米の定食などを頂き、明日香村の橘寺・石舞台・飛鳥寺を回り、西ノ京へ移動し薬師寺へ行く。 高取城へ行きたかったのだが、残念ながら雨の為行けなくなった。薬師寺の東塔がもうすぐ解体修理されるのでその前に是非見てもらいたかった。 薬師寺でも色んな話しをしながらブラブラ・ゾロゾロ歩く。 夕刻になりこの日の反省会の場所へと移動する。 Deepな大阪 No.1ではないだろうか、コリアンタウン鶴橋で焼肉を食す。 鶴橋も昔から比べると清潔な街になった。焼肉の煙と油にまみれたような街が今は排煙設備が整い、お店も綺麗で小洒落れた焼肉店が軒を連ねる。 リーズナブルな値段で絶品の味を楽しめる鶴橋の焼肉だが、皆さんは満足してくれただろうか?それとも刺激がきつ過ぎただろうか? 上本町のホテルにチェックインを済ませ、南の繁華街へ散策に出る。 戎橋・宗右衛門町・千日前を歩き、この日は解散となった。 翌日 午前10時に天満橋駅に集合 ホテルに宿泊された方々は既に天満界隈の散策を済まされたと言う。 京阪電車 中ノ島線 大江橋まで移動し、長岡藩蔵屋敷跡地へ向かうが土砂降りである。 歩道に叩き付ける雨は波打つように流れて、傘をさしていてもずぶ濡れになり、靴の中はズクズクになる。 そんな中でもメンバーは不足一つ言わない。河井継之助の足跡を訪ねることを楽しく思ってくれているようだ。 その後 敵塾見学。ビショ濡れの靴下のまま畳の間を歩くのには気が引けたが、2階の書生部屋であれこれと歴史談義に花を咲かせる。 さて、昼食はDeepな大阪 No.3か4ではないだろうか、京橋でお好み焼きを食べる。 パチンコ屋・ピンサロ・呑み屋・たこ焼き屋・組事務所がひしめく京橋は私の出生地でもあるので無理やり連れて来たようなものだ。お世辞にもお上品とは程遠い雑多な繁華街京橋をメンバーに歩いてもらう。 男性陣は昼間にも関らず、ピッチャーのビール4杯空ける。 ほろ酔い、満腹で店を出て、タクシーに分乗し、真田丸へと向かう。 大雨の中、真田丸・宰相山公園の散策はマニアの粋を極めたようなコースでいささかてらいも感じたが、他にも同じような人数のグループが来ていたのには笑いが出る思いだ。 その後、地下鉄で天王寺へ移動。大阪市立美術館で開催されている「歌川国芳展」を観る。 関東からの方々の帰りの時間もあるので今回の「ブラッと関西ほっつき歩き」はこれにて終了。 最後 お見送りをかねて新大阪で反省会をするので急いだ。反省会に気を取られ過ぎたせいか、折角のDeepな大阪 天王寺 新世界 ジャンジャン街を案内するのを忘れてしまった。 新大阪の串かつ屋で9人揃っての反省会でも皆さん熱く歴史を語り合う。 出発の時刻も迫り、いよいよお別れである。 昨年の長州を巡る旅もそうだったが、今回も実にスムースに事が運び、心地よく同じ時間を楽しめた。 ふと気付いたのだが、今回のメンバーと一緒だとどうしてこれほど気持ちが和むのだろうか? 私は河井継之助ファン イコール 山田方谷ファンだと思っている。 山田方谷の言葉に「惻隠の情」がある。他人を思い遣るという意味だが、思い遣り イコール 優しさであって、優しい気持ちで接することで物事がスムースに進むと思う。 今回のメンバーにはその優しさが備わっているので、悪天候にも関らず行動に乱れが生じなかったのだと気付いた。 2日間 気持ち好く過ごせて、皆さんの優しさを感じ、この先 私も他人に優しくなれそうな気がした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年05月31日 12時46分56秒
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