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沖の千鳥の陸あそび

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蒼鰻@ Re[1]:はなみ 1(04/08) takahasiさん >また、誘ってください …
takahasi@ Re:はなみ 1(04/08) いろいろ、ご心配おかけいたしました ま…
蒼鰻@ Re:友達失ってないよ(笑)(04/19) Rちゃんさん >ずっと、ずっと良い仲間で…
Rちゃん@ 友達失ってないよ(笑) 冒頭から驚いちゃいました ずっと、ずっと…

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蒼鰻

2011年11月22日
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カテゴリ:旅行

 小学校1・2年の時に同じクラスだったRちゃんのお父さんの出生地が瀬戸内海の塩飽七島の一つ「牛島」と言うことは以前に聞いていた。
 普段 Rちゃんは週休1日なので旅行に行くのはなかなか無理なのだが、今回お店の都合で3連休が取れることになったので同級生4人で牛島へ行こうということになった。
 インターネットで調べてみると 面積 0.70平方km 周囲 4.2km 標高 95m 世帯数 11世帯(2008.1.1)人口 17人(2008.1.1) ということで瀬戸内に浮かぶ小さな島である。

 午前7時に守口を出発して四国丸亀市へ向かう。この日の天候は大雨で車のワイパーはフル稼働、高速道路は雨水が溜まって快調に飛ばすわけには行かない。
 約4時間の行程を経て丸亀に到着。先ずは昼食に讃岐うどんを食す。こしのある麺に舌鼓を打ちながらツルツル頂く。
 出航の時。小さな旅客船に乗り込み客室には入らず、外で雨の中の海を見渡す。
私は船に乗るのが好きで、小さな島を訪ねるのが好きなのだ。潮の香り、海を切り裂いて進む船の波飛沫を眺めているだけで気持ちが和む。
 何度も書いたが両親のふるさとが淡路島ということもあり、田舎へ帰るときには船を利用してきたので船に乗ると郷愁が沸いてくる。乗船から下船までずっと海を眺めているのが私に植え付けられたパターンになっている。

 牛島到着。15分ほどの船旅であった。旅客船は舳先を桟橋に近付けただけで客を下ろす。いかにも乗降客が少ないかを象徴するような接岸方法である。
 桟橋だけの浜に降り立ったのは私たち4人とあと4人。一人は島に住まわれているおばあさん。それと△△△教の信者で島に布教に来たというが、なんとも迷惑なような気がした。
 Rちゃんは牛島に来たのは40数年ぶりで、島の出身者のお父さんは既に亡くなられている。父とそのふるさとを懐かしみ、訪れたのだが、その生家が今、現存しているかは定かでは無いらしい。
 島のおばあさんに訪ねたりしたところなんとかRちゃんの実家が見つかった。たぶん誰も住んではいないだろうと思っていたRちゃんを驚かせたのは、従兄弟に当たる方が仕事をリタイアした後、家を守るために居を移し、住まわれていたのだった。
 突然の来訪に驚かれたことだろうと思うが、Rちゃんもまさか会えるとは思っていなかった様子で少し興奮状態にもみえた。
 座敷に上げてもらって、その方の話をじっくりと聞かせてもらった。Rちゃんの親族の消息、お父さんとの思い出、ルーツ、塩飽・牛島の歴史など非常に興味深く、地元ならではの貴重な話を聞くことが出来た。

 牛島の歴史は古く、大いに繁栄した時期もあり、江戸期には大坂の鴻池家を凌ぐほどの財力を持ったこともあり、古くは塩飽水軍、北前船、船大工など海上交通の技術の粋を極めた人々が日本の歴史に大きな影響を与えてきた。
 私の故郷の淡路島 都志の偉人 高田屋嘉兵衛を題材にした「菜の花の沖」にも塩飽の水主が出てくるし、幕末に太平洋を渡った咸臨丸の水夫は50人中35人までが塩飽の出であったという。

 Rちゃんのお父さんは大阪で大工をされておられて、塩飽の伝統的な気質を受け継いで技術を発揮されたのだろうことが分かった。ご実家には大きな神棚があり、船乗りの歴史が色濃く残っているし、北前船の頃使っておられたと思わせる飛脚箱や二朱銀を数える銭升を見せてもらうことが出来た。

kamidana
hikyaku

 また、繁栄を誇った牛島には貴重な財宝や歴史的資料が残っていたが、牛島が衰えて行く過程で、本土から来る骨董収集家が強奪するようにそれらの品々を持ち去って行ったとも話しておられた。
 その後、その方に連れられて牛島の史跡などを案内してもらったが人口が減少してしまうと、こうも荒れ果ててしまうのかと思わせるほど建物も山も朽ちて行っている。豊かな自然は人の営みの中で守られてゆくことも実感するのだった。
 私たち4人は島内を周遊してみたが、すれ違う人は2人しかなかった。次の訪問地「本島」へ行く船の時間は1時間以上ある。船着場で時間を過ごしているとRちゃんの従兄弟が自分の船で本島まで送ってやるという。私はしみじみと島の人の優しさと思い遣りを感じ、船上で島に生きる人達の人となりに思いを寄せながら海風を満喫した。

tanimaru






Last updated  2011年11月23日 07時54分27秒
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