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カテゴリ:旅行
少し前のことになるが2月25・26・27日にかけて、いつもの気の置けない仲間が東京に集まった。
メインは河井継之助記念館の稲川明雄館長の講演を拝聴することだ。 東京駅に9時半に到着すると埼玉県のおなさんと福島県から安司さんがわざわざ出迎えてくれた。 二人は別に用があって稲川先生の講演会には行けないが、おのぼりさんの私たちの為に駆け付けてくれたのである。 午前の時間に靖国神社へ参拝するので移動。ここでSARAさんKEIさんYURIさんと合流6人で向かう。 初めて行く靖国神社はやはり独特の雰囲気を醸し出している。神前の駐車場には高級外車がびっしりと数十台並んでいて異様な感じがするし、参拝者もちょっと普通と違うように思える。 我々が参拝を済ませた後に社殿に向かう丸坊主で黒の上下で固めた男性はまるで映画に出てくる軍人のような大仰さで二礼二拍一礼をしていた。 その後遊就館をじっくりと時間を掛けて展示物を観て回る。私はお国の為に命を捧げた英霊の御霊に感謝し、慰霊することは日本人として当たり前のことだと思う。しかし、その戦争を賛美したり、肯定したりするのは違うと思っている。よく日本は自虐史観に捉われていると言われるが、先人の勤めが無ければ今の日本は存在しえないし、先人達のお陰で今があると思っているので、決して過去の事は否定したくは無い。けれども遊就館を見学していると戦争そのものまで賞賛しているように思えてストレートには受け入れられない気持ちになった。広島の平和記念公園とは対照をなしているようで思想の違いが著しいように思えるのだった。 その後 いよいよ稲川先生との対面である。1年ぶりに会う先生は少しお歳を重ねられたように見えたが、何故か先生に会うとほのぼのとした気持ちになる。 またここで10年ぶりに会う匠さんとの再会も果たした。 先生の講演での話は私が普段の読書や映画を観た感想を照らし合わせて、疑問が氷解したり、自分の考えが間違っているのに気付かされたり、しっくりと受け入れることが出来る。 短い間ではあったが先生とお話ししながら駅までお見送りする。別れ際には何度も何度も頭を下げられる先生の謙虚な姿勢には見習うべきところがたくさんあるのだった。 この日の反省会場 嘉永3年創業の老舗 八重洲割烹 嶋村に9人が集合。いつものように和気藹々と歴史談義に花を咲かせ、いつものように記憶が無くなるまで酒を呑み続けるのである。私にとってはこのひと時が普段のストレスを忘れさせ、久しぶり会う気の置けない仲間に溜め込んでいた話を吐露できる最上の幸福な時間なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年03月14日 09時58分07秒
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