2012年01月30日

山本五十六

カテゴリ:日常
この映画に河井継之助が絡められていると知り、これは行かなければと思い、昨日家内と一緒に出掛けた。
前日に近くの上映館を調べてみると、どのシネコンも1日1回の上映のみで一番近いところが10時からなのでショッピングも兼ねて行く。
映画は「トラ!トラ!トラ!」や「男たちの大和」のような戦争スペクタクルとは趣がことなりヒューマンドラマのような内容で仕上げられていて、役所 広司の演技力に支えられた映画造りで好い出来であると思う。

山本五十六は真珠湾攻撃に際して、宣戦布告を通牒するタイミングを強くこだわり、攻撃は布告直後でなければならいと宣言する。
劇中「サムライが夜討ちをかける時でも、相手の枕を蹴って、目を覚まさせてから戦うものだ」とのセリフに河井継之助が八丁沖を渡河して、長岡城に入場し「死にに来たぞ!」と長岡藩士に叫ばせながら戦わせたことを思い起こした。
山本五十六・河井継之助も戦争は絶対に避けなければならないものとし、それでも戦争を回避出来ない時には正々堂々と戦いを挑む姿勢は共通するものなのだろう。
時の勢いに乗せられることなく、冷静な目で状況を判断して、最後まで戦争による決着では無い方策を練ることが指揮官に求められる姿勢で、職業軍人としては悖ることのように思われるが、その覚悟無しに軍を掌握すること自体が方向を誤らせることに繋がることを教えているようだった。
二人とも一時はヒーローのように祭り上げられるが、結果は本人自身がよく解かっていて、いかに愚かな方向へ進んで行ったかを自らが示すことにより、歴史の中の教訓として残そうとしたように思う。

戦争映画・ヤクザ・マフィア映画好きの野蛮な私にとっては多少物足らなさも感じる映画であったが、ドラマ好きの家内は満足のようだった。
映画の最後のテロップに稲川明雄先生の著書が参考になっているのを見付け、早速その本をネットで注文しちゃいました。





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Last updated  2012年01月30日 08時47分40秒
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