2012/08/04(土)08:59
いかないサッカー
なでしこ Quarterfinal
一見、なでしこが弱かった頃の戦術「堅守速攻」にみえる
ゴールは守るが、パスは繋がらない
クリヤをしては、相手にボールを拾われる
しかし、
自尽のバイタルエリアに、キッチリと2列のブロックを作り
サイド攻撃には、SBとMF2人以上で対応
危なかったのは、クロスを上げる選手のチェックが間に合わず、
ワイドオープンにしてしまった時
ブラジル選手がこの事に気づき、中でキープしたボールをすばやく両サイドに振れば、
日本はもっと危なかったはずだが、
前半の日本の先取点により、ブラジル選手の「わたしがなんとか・・・」の意識が高まり、
球離れを遅くしてしまった
日本チームは、決して1人でボールにチャレンジしない
仲間のフォローがあってのボールチェック
前線からの献身的なプレスがあっての、最終ラインのコントロール
それは、「昨年のW杯で耐えしのいだ経験を有した堅守速攻」
組織で守り、攻撃への切り替えタイミングの早さへの意識が高い
チャンスと感じれば、ボールの出し手を信じて動き出す
FWのポジショニングも違うし、MFのフォローが間に合った時の攻撃は
以前の「カミソリ速攻」から「鉈の切れ味」にレベルアップした
見ている方は「ハラハラドキドキ」
攻撃時間が少なく、けっして気持ちのいいサッカーではないだろうが、
相手にやらせておいて、こちらは決して「イク」ことはない大人のサッカー
次はどんなサッカーを見せてくれるのか、楽しみだ